Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

老けない人のシンプルメイク Say

老けない人のシンプルメイク ルール30 (講談社の実用BOOK)
老けない人のシンプルメイク ルール30 (講談社の実用BOOK)
講談社


よく実習に行って「習うより慣れろ」とか「座学より先に実習」じゃないですけど
あれこれ理論を言うよりやってみろ!と言いますか。
今回もこのパターンだったという気が。
まず実習してみて「ああ、こうだったなあ…」と思いだしながら読むと
より一層理解が深まるパターン。
その一方で「こんなこと言ってたっけ?」と何気ない疑問もチラホラ…


そもそもこの「Say」と言う組織(?)は2011年に大手化粧品出身の
メンバーが設立したもので、この本は2013に発行。
そして今2017年。
色々あったのでしょうか?特に収入面。
厭味ったらしく書いているのは講習でファンデを付けた時にも
「デパートでは1万円で売っている『熊野筆』を4000円ほどで買えます。」
とかチラホラと購買意欲をそそる単語が出てました。
そもそもそのファンデが私にとっては「イマイチ商品」で、
この本にも唯一今回買ったアイライナーを買うと申し込めばついてくる
「お化粧教本」にも
ファンデはパフで塗布している写真と説明しかありませんでした。
筆で「はたいた」だけだから余計に粉っぽくそして何よりしつこく記述している
「毛穴が目立った」敗因ではないでしょうか?
教室でパフで塗布していたらもう少し密着していてもう少し満足感を得たうえで
教室を後にできたと思う。


そして本書では

目力を高める為、まつ毛が長い人はマスカラを、

短めまつ毛の人はアイライナーをぜひ。


とあります。
教室では「大人こそこの二つが必要!!!!」と言われて長さに応じての
説明はありませんでした。
私は丁度「値段の関係」でアイライナーのみを買いましたが結果的に
これで正解だったけど間違って(?)マスカラ買っていたら
「う~~~イマイチだな…」感がさらにアップしていた気がします。
(実際は自分が使ってみてマスカラよりアイライナーを使用した方が
効果が高い!と判断したのも大きいですが。お財布が許したら
マスカラも買っていたと思う)


そしてメイク前のマッサージクリーム!!
これも「良いんだけど高い…」で見送った一品。
けれど本書では

手持ちの美容液や乳液を使っても。

の一文が…
代用可!なんじゃないですか!!!!!
しかも「メイク前」にとは書いていないし…


何だろうこの違和感と言うか本書に書かれていることが目茶苦茶「良心的」というか
元々はこんな理念で始まったのに、いつのまにか利益優先になったのか?と
思うほど!!!!!


実はファンデで「効果イマイチ!」と残念感を何気に思い始めていたのに、
追い打ちは最後の最後の「今日申し込めばこの特価でお分けします!」
と言ういわばメイクで久しぶりにきれいになって高揚している
御婦人方に対する「催眠商法」に近いものを感じて「しらけた」
気持ちになって教室を後にしたのが真実!!!!!!!!


これに参加する前にネットで参加した人の感想をちらちら読んでいても
「押し売りは無かったので安心」的な事を書いてあったから参加したのも事実。
確かに「買うまで帰さない」とは言われませんでしたが、
それでも「何か一つは買いなさいね」的な無言の圧力をめちゃくちゃ感じたのも
事実。
確かにブログの感想が書かれたのが「初期」の頃だったのなら案外
「みんなが美しくなること…」と言った目的だったのがそれはやっぱりただの理想論であって「やっぱり売り上げが…継続して購入して貰うことには…」と営業方針が変わってきたのかな?と思う。
まあ利益あってこその企業ですからね。
ただ、やっぱりあの「今日限り!」商法は過去に色々ありまして夫から
自分の商品に自信があったら今日限りとは言わず、よくお考えになってください」
と言うはず。よって、その文言が出たら「止めとけ」と申し渡されているので
ここで一気に「目が覚めた」状態に。


物はいいのに売り方が…と言えば「ア×ウェイ」とかありますけどね。
大人の肌の色味に合っている色の展開とホント商品はいいと思うのに
最後の最後でなんか残念だなあ…としか言いようのない結末となりました。
けど、本書の内容はホント「目からうろこ」なんで読む価値はあると思います。
Sayさん、売り方間違ってませんか?ほんと、もったいない。
でも世の中その「売り方の転換」によって今までの顧客が
離れて行っている例なんて山ほどあるんでしょうが。
そして離れて行った分を補うためになりふり構わない新規顧客獲得に出て
さらなる墓穴を掘っている企業も沢山…