Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

しゃばけ 畠中恵

しゃばけ (新潮文庫)
しゃばけ (新潮文庫)
新潮社

そろそろ読まないと返却期間が来てしまう…と言うことで
重い腰を上げての読書。笑
この本については他の畠中作品の「解説」で嫌と言うほど目にした。
解説って本来その本そのものについて書くものだと思っていたけど、
他の畠中作品(『まんまこと』シリーズ)については面白いほどこの
『しゃばけ』についての説明をひとしきりしてから、
要はそこでページ数を稼いでからこれを解説と言うのか?と
首をかしげたくなるような内容ばかりを書いているパターンが多かった。
そもそも解説から読んで購入を決める人がいる可能性もあるので下手なことは書けないしプロが書いている場合その後の出版社との関係もあるし。
むしろ密林のレビューはまだ辛口が多いから信用できるが(金払っているし)、
どくしょめーたーなんて投稿する人の読書レベルが低い…
いや、若い人が多いせいか大体に似たり寄ったりの高評価が多く全然参考にならないし。
横並びがお好きな世代が占めているせいか、「誉めて、持ち上げて」が一般的の様で、
私のように「酷評するのが一般的」な人はまず投稿しない傾向に思われ。
こうやって自由に書きたいから(くそみそにけなしたいから)ブログと言う
場で感想を書いており、参考にされる可能性も低い場所で日頃のうっぷんを
晴らしている現状。
とまあ、この『しゃばけ』の解説をかくとしたらここまで他の事で穴埋めしないと
場が持たないということは結局「書くことが無いから仕方なく…」と言う内容の
結果ということだろうな。
(他の作品も要はそういうことなんだろう。
実際私もこの人の作品はもういいか…と思っているのだから)


素直な感想としてこれのどこが「日本ファンタジーノベル大賞優秀賞」なんだろう?
って真剣悩むわ。
これの次巻も予約しているけどいつまでたっても「用意できました」電話も
かからないから読まなくていいかあ…モード。
つまりは、それぐらいのレベルだったってことですよ。


読み手レベルが低いから書き手も「これぐらいでいいかあ…」と手を抜くのか
書き手のレベルが低いから読み手のレベルも自然と低くなって、
低くても満足してしまうのか?
読書人口が減っているから少しでも手に取ってもらえるように、
低いレベルで多発する方が利益があがるのか。
どっちにせよ、真面目に読書している人間の時間の(と金)無駄に
繋がるような本を出版するのはホント、止めてほしい。