Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

女は笑顔で殴りあう 瀧波ユカリ&犬山紙子

女は笑顔で殴りあう:マウンティング女子の実態 (単行本)
女は笑顔で殴りあう:マウンティング女子の実態 (単行本)
筑摩書房

前回読んだ(読書感想の間が空いてあるのは読む本が面白くない時に
こういう現象が多々起こる)
『地雷手帖』の感想で
「犬山の文章はクソ。救いは3人との対談」的な事を書きました。
本作はその三人の内のひとりの瀧波さんとの対話をベースにした本。
瀧波さんの著書

臨死!! 江古田ちゃん(1) (アフタヌーンコミックス)
臨死!! 江古田ちゃん(1) (アフタヌーンコミックス)
講談社
2012-12-07
Kindle本

再度『地雷手帖』にも書いた感想「独りで踊って歌っている分にはその実力が
露呈しないが、上手な人と並んでやると差がはっきりする」と同じ感想を
今回も。
犬山、ホント、マジ、くそおもんね~~~~~
というか、今回「マウンティング」について語っているけど、
犬山よっぽどコンプレックスの塊なのかあらゆる人にマウンティングしまくって
瀧波さんも後半は「苦笑」とかもう呆れている感じが漂いまくり。
アマゾ×のレビューの星1に書かれている「読んでいてイライラする」
と言う感情はものすごく納得できる。
というのも「全然イケテない」のに超勘違いして「いけてる」と
鼻高々になっているのがもう「イタイ」なんてレベルではなく。
「なぜこれが売れるのかわからない(=本書は瀧波さんのおかげ)」と言う
感想から「こいつ、枕じゃね~の?」と言われても仕方ないのに
「枕って言われて悔しい」と本文で吐露している。
いや、普通に私も「枕?」とか思ったし。
まあ、このもてなさっぷり&超勘違いっぷり&超痛すぎ女!
から判断すると「枕ではなくただの運」って感じですけどね。


別に学生時代に「ナンバーワンクラス」に属していた人間でもない
犬山が(むしろコンプレックスだらけで今現在でも持ち続けている)
語るとどうもインパクトが弱いんだよね。
それこそ「負け犬の遠吠え」。
そんなに自分を「大きく見せたい」欲求があるものなのか?と
違う意味で感心した。
ある意味女子校育ちに多い「世間が狭い、視野が狭い」と言う
悪い部分が強調拡大されているなあと思った。


因みにこれを読んでいて学生時代からつい最近まである女のとっていた
私への態度が「マウンティング」だったんだなあ…と例を読みながら
理解した。