Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

なぜこの人と話をすると楽になるのか 吉田尚記

なぜ、この人と話をすると楽になるのか
なぜ、この人と話をすると楽になるのか
太田出版
2015-01-31
Kindle本

ニコニコ生放送で話した内容を構成したので、
基本「話し言葉」で書かれているのでその点は
非常に読みにくい。
また、題名もどちらかと言えば
「コミュ症なのになぜかアナウンサーになってしまい、
それをいかに克服したか。
また、その経験を元にした克服マニュアル」
と言ってもいい。


読んでいて自分も「コミュ症なのか?」と
思ったのが「エレベーターの話」(p22~)
あの箱の中にいる時の「沈黙」の辛さよ…
私もさりげなく「何階ですか?」なんて普通の人を
装っていますが実は内心
「早く目的階に着いてくれよおおおおおお」と
絶賛絶叫中!
よって、よほどのことが無い限り「階段使用派」。
それが例え10階であってもあの「沈黙」を体験するより
マシ!!って感じ。(筋トレ!と思えば耐えられる!)




さて本題。
吉田さんはいかに克服したか?p45

①自己顕示欲が無くなったこと

②コミュニケーションは「ゲーム」なんだと気が付いたこと

③コミュニケーションの盤面解説ができるようになったこと

の3つのステップがあったとのこと。



そして年始の私の出来事(やっちまった事件と命名)はこれかな?とp37

コミュニケーションは敵と味方を峻別する


平たく言ってしまえば、コミュニケーションには

敵と味方を峻別する機能があるんですね。

コミュニケーションを取ることができる人は味方、

コミュニケーションをとることができない人は敵。

それが基本。

もっと踏み込んで言うと、敵は殺してもいい。

でも、味方は殺しちゃいけない。

太字にしたところが妙に笑えてしまって、
調べたら吉田さん「いて座」だった。笑
ああ、この発想「同類」だわ。


これはさらに展開が続いて

実は人類史上、一度も「人を殺してはいけない」という

ルールが存在したことはないんです。

でも「味方を殺してはいけない」っていうルールはずっとある。

つまり「敵は殺してもいい」と言うのが、

今現在にいたるまでの人類の基本ルールなんです。

それを考えると、コミュニケーションをとれる相手は

味方だから、殺しちゃいけない。

いろんな人たちとコミュニケーションがとれていれば

だれも殺さずにすむし、誰にも殺されずにすむんです。

コミュニケーション能力は技術を磨いていくと

命を助けるんですね。(原文ママ)