Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

気難しい女性との上手な接し方 遥洋子

気難しい女性との上手な接し方 仕事がスムーズにいく24のルール
気難しい女性との上手な接し方 仕事がスムーズにいく24のルール
朝日新聞出版

はじめにより

企業から「女性社員との接し方」について講演依頼を

頂くことがある。

それを聞く男性管理職たちの表情は真剣だ。

またビジネス誌主催で、都内で「女性社員」をテーマに

シンポジウムがあり、私はそれに招かれた。

会場の男性が手を挙げて言った。

「女性社員が企業利益を生むと『保証』できるか」

この質問に、男性管理職にある女性社員への根深い不信

のようなものを確信し、この本を書く動機にもなった。


結論から言うと、ズバリ「読んでも解決にはなりません!」笑
むしろ遥さんの「感情論」が先に立ち、理論的な展開は
望めませんでした。


ここで言う「気難しい女性」を遥さん解釈では
p3

男性が作り上げてきた彼らなりの「働く」イメージや

「働き方」はその随所に問題があるとはいえ、あれは

あれで成熟した一つのルールが出来上がっている。

一例を挙げてみよう。

そのルールの一つに「権力への屈し方」がある。

事実がどうであれ感情がどうであれ、上司がこうと

言ったらこうで、企業がそういう方針ならそうなのだ。

ところが男性たちを悩ませるタイプの女性は権力に屈しない。

屈することを知らない。

彼女たちは上司でも企業でもなく違うものに忠実だったりする。

だから上司な顧客や仕事先にも平気で突っかかって行く。


はい、読んでいて非常に耳が痛かったです。笑


ただ、上記だけを読んでこんな風に理論的に展開していくのか?と
思いきや多々見受けられたのは
「遥さん自身が、めちゃくちゃ扱いずらいタイプですよね?」と言う内容。


p117

それ以降、私は本番中だけはトコトン闘う女になりました。

本番が終わればどれほど言いたいことがあっても

押し黙ることにしました。

今、「あの女はうるさい」と共演者から思われているようです。

私が主張を引かないと共演者たちは「またか」と言う顔で

私を見ますから。

結構な事だと私は思います。


これがエッセイならこれでいいんですよ。
ただ、これはビジネスマン特に男性管理者に向けて書いたのであれば
これじゃだめなんですよっ!!!!
全然解決法が提示されていないじゃないですかっ!!!!!


ただ、唯一共感と言うか解決法はこれじゃないのかな?
と思った部分は
p207

私が出会った名君たちは、気難しいとされる女性の

アプローチ法が見事でした。

その気難しさは、自分でも制御不能なほどなのですから、

ほんまもんです。

ところが、名君ほど不思議そうに言います。

「みんなが言うけど、一体どこが気難しいんだろうね。

こんなに仕事のやりやすい女性はいないと僕は思うのに…」

それは名君のみに私が従順だからです。

もう信頼しているからです。

気難しいとされる女性たちの信頼を勝ち得た上司は、

これほど忠実で扱いが楽な部下はいないとまで思えるようです。

だから、アプローチを間違えないでいただきたいのです。

昨日までの頭痛の種が、明日のベストパートナーになる

可能性を秘めているのが、気難しい女性だと私は思うのです。





どんな人が信頼されるかと言うと、理想論ですが
「全ての人に平等たれ!」ですかね?
男性なら若い女子には柔らかい口調で話す癖に、
おばはんにはぞんざいな態度とかありがちですよね?
もしくは新人には高飛車なのに、えらいさんにはごますり…とか。
そうではなくすべての性別問わずに「平等、中庸」な話し方で
接してくれる人って私的にはポイント大!ですね。
「紳士」だな~~と。
その「ブレの無さ」に魅かれますね。
人に本質で接してくれるというか。
頭ごなしに言うのではなく、まずは説明を求める。
その上で対策を練る、じゃないけど。そんな感じ。
私みたいなタイプは頭ごなしに命令されると一発でキレますから。笑
「なぜそうなったのか」と言う説明、理由を先に言わせてほしい。
男性は「やったのか?やらなかったのか?」と言う結果だけを
聞きたがりますが、「やったのはこういう理由で、やらなかったのは
こういう理由で」とこちらの立場的なものをやっぱり理解してほしい
と言う気持ちが先に立つ。
そこらへんの意思の疎通がイマイチだなあ…と思う反面、
これが女性上司だと「私はあんたのミスを引き受けたくない」と
ばかりに「保身」に回りすぎて、それはそれで超ウザイ!笑


個人的にはあっさりしている男性と仕事をするのが一番
気が楽でした。
男でも「小さい」やつはやっぱり「保身」に回り
「俺は知らんぞ、おれは知らんからな」と逃げるやつも
いましたし。
立場は上司かもしれないけど人間的にはゴミ以下だな、とか
思いながら仕事してましたけどね。


日常生活においてえらくミスが多い男と結婚し、
それをこっちがカバーしてやるから、アンタはあたしが
不得意な部分はしっかりカバーしてくれよな、と
give&takeが成り立つから私たち夫婦と言うチームは
それなりに回っているんだろうな、と思う。
信頼とバランスじゃないですかね???
と、超気難しい女のひとりの私は思います。