Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

知のジュエリー12か月 叶恭子

叶恭子の知のジュエリー12ヵ月 (よりみちパン!セ)
叶恭子の知のジュエリー12ヵ月 (よりみちパン!セ)
理論社

「なぜ?」と疑問符が付くぐらい内容は高度なのに
本書は「中高生」向けに出版された本と言う…
「よりみちパンセ!」と言うシリーズで
「学校でも家でも学べない、キミが知りたい、リアルで大切な知恵が満載!」
と言うキャッチフレーズの付いたシリーズの一冊。
中高生をターゲットにするなんてもったいない!!
20代30代の恋に人間関係に悩めるすべての人にお薦め!!って感じです。
over40代でも読んでいいけど、それぐらいの人なら
ここに書かれているような事を「自分で」見つけ(気が付いて)出している
人間になっておきたいところ。


一言で言えば「哲学書」みたいな内容。
12か月と言うことでカレンダーのように毎日その該当する日を
読んでから一日を過ごすという使い方もあるかも。
例えば1月のテーマは「知性」について。
元旦(1日)だと


知性の始まり

知ったふり、わかったふりをするのではなく、

知らないこと、わからないことがあれば、

恥ずかしがらずに率直に聞く。

それがエレガントと言うことです。



自分の誕生日だと12月なのでテーマは「孤独」。


孤独の快感

「孤独」を「孤立」ととらえる人は、

自分が孤独になることに、恐れを抱くでしょう。

「孤独」を恐れない人とは、

「孤独」ならではのハピネスを知っている人。

そう、そのハピネスとは、

「インディペンデントであることの快感」

そのものであるのです。



恭子さんって前世案外「哲学者」「僧」だったのかもね。
現世のビジュアルが「あれ」だから誤解されがちだけど
書いてあることはなんか自分に厳しい「隠者」「修行僧」とか
自問を繰り返し日々生きている…そんな感じがする。
女性が書いている本というより「男性」が書いているのかな?
と思うぐらい切れ味のいい剣みたいな言葉の数々。


見かけに惑わされることなくこういった「内面」が書いていある
物を読んでからその人の事を判断するようにしたいものです。