Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

聖地にはこんなに秘密がある 島田裕巳

聖地にはこんなに秘密がある
聖地にはこんなに秘密がある
講談社

取り上げられている聖地
クボー御嶽@久高島
大神神社@奈良
天理教教会本部@奈良
稲荷山@京都
靖国神社@東京
伊勢神宮@三重
出雲大社@島根
沖ノ島@福岡


この中で珍しいな、と思ったのが
「天理教教会本部」が「聖地」として取り上げられているところ。
これに興味を持ったので借りた。


結果。
著者が東大卒の宗教学者と言うことが関係しているのかも
知れないが、はっきり言ってつまらなかった。
例えて言うと、
「ここに赤いリンゴがある」
それだけ。
その赤いリンゴがどうしたわけ?と聞きたいのだが
何もそれ以上は語らず。
リンゴは甘い、酸い、腐りかけ、青りんごとはどう違う
と言った記載はなく、ただただどの場所も
「赤いリンゴがある」そんな感じ。
「だから何??」と言うモヤモヤ感と共に次の章へ移る。
肩透かし。
学者だから「あとは、興味をもったら自分達で調べな」って
放り出された感じ。
これだったらまだ

ムー 2018年 03 月号 [雑誌]
ムー 2018年 03 月号 [雑誌]
学研プラス
2018-02-09

とかの方がまだ想像の余地を残してくれる文章だから
面白いと感じると思う。


「聖地のどこに秘密があったんですか?」と読んだ後
不完全燃焼の為、よほど時間のある人以外お勧めしない一冊。