カラマーゾフの兄弟1 ドストエフスキー著
- カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)
- 光文社
- 2012-02-10
- Kindle本
何とか「1巻」読み終えたわ~~
p156(アーメン、アーメン)からp431
(もうひとつ、地に落ちた評判)までの感想。
アーメン、アーメンの章で長老がなんとなく宗教観に
ついて「真面目に」話そうとして読み手としても
それなりに真剣に話を聞く態度をもって接しているのに
フョードルが「ちゃちゃ」を入れまくって話の腰を折る。
そんな感じの繰り返しで「うんざり」する。
フョードル自身も自分を「道化」と思っているのだけれど
軽い口は止まらない…
このフョードルの部分が無ければもっと素直に話が
進むのになあ…この爺さんさっさと退場してくれよ的な
ほんと、コイツKYだなとしか言いようがなく。
そんなこんなで長兄が女性問題ですったもんだしているところを
おろおろとしている三男…と言うことろで一巻が終了。
善良な人(三男)ではあるけれど何の解決も見いだせない
本当にただいるだけ、まさに突っ立っているだけで
役に立たない人っているよなあ…とか思っちゃったり。笑
特に「あの人が…」と「あの人」的な表現が多すぎて
「どの人よ?」と誰を指しているのかがイマイチ不明過ぎて
イラっと。笑
英語ならheとかsheとかでせめて性別ぐらいは検討が付くのに
逆に日本語でいい加減に翻訳されて、そこを推理する材料を
握りつぶされているかのように感じる。
正直、主語が変わっているのでは?と思うぐらい
え?その人だったの?ぐらいわかりにくい。
ラノベのへたくそな人の文章を読んでいるかのような
ホント、ほら、あれよ、あれ。わかるでしょ?みたいな
全然わからない不親切な文章と言うか訳。
そう、翻訳者がどこまで原文に忠実に訳すかではなく、読者にとって
理解しやすい日本語らしい日本語に訳してこそ翻訳者の意味があるのでは?
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