Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

カラマーゾフの兄弟4 亀山郁夫訳

カラマーゾフの兄弟4 (光文社古典新訳文庫)
カラマーゾフの兄弟4 (光文社古典新訳文庫)
光文社
2012-02-10
Kindle本

内容紹介

11月初め。フョードル殺害犯として逮捕されたミーチャのまわりで、さまざまな人々が動きだす。アリョーシャと少年たちは病気の友だちを見舞い、イワンはスメルジャコフと会って事件の「真相」を究明しようとする。そして裁判で下された驚愕の判決。ロシアの民衆の真意とは何か!




まあ長かったこと…(溜息)
やっと4巻まで来たか!感無量だね!うんうん。
とはいうものの相変わらず「意味不明」な小説には変わりなく。
まあ人間の「心理(学)」を適用しつつ「行動」を分析すると…みたいな
感じで展開してましたけど人間いざとなったらとっさの行動なんて
予測不可能。
だからただでさえ「衝動的な人間」を冷静に分析して見せたところで
彼はそんな「当たり前」の思考で行動するだろうか?など
読んでいて「もうどっちでもいいよ」と投げやりになる。笑
4巻目の冒頭の少年たちとアリョーシャのやり取りって要るの?
伏線としてもただあの日アリョーシャは何をしていたのか、的な説明でしかなく
ドラマだとエピソード的には「cut」されそうな部分。
そんな風に4巻通じて「まとも」な描写ってほとんどないような気がする。
人間の内面を描いているのが「ロシアの民意」的に話が膨らんでいるのかさえ
私には理解できなかった。


小説熱海殺人事件 (角川文庫)
小説熱海殺人事件 (角川文庫)
角川書店

内容紹介

敏腕な名物刑事木村伝兵衛は、若手刑事と婦人警官を加え三人で“ブス殺し”の容疑者大山金太郎の取調べを始める。彼らは、この事件を美的に完璧な大犯罪に仕立てていく…。初の書下し長編。



↑この作品を思いだした。
ただの「事件」を「壮大な事件」に変貌させていくあの感じ。
登場人物のハチャメチャなやり取りと言い似ている気がする。