大人のおしゃれ再入門 福田栄華
- スタイリストが本音で語る大人のおしゃれ再入門
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『カラマーゾフの兄弟 下巻』まだ一ページも読んでない…汗
上巻を読んですぐに下巻に手を出さないってことは結局はそういうことなんだろうなあ…
チロ×さんに挑発(?)されて読み始めたけど、読むのが苦痛もしくは
読みながら寝てしまう本って基本自分には合わない本だと思う。
と言うわけで「服」関係の本ばかり読んでいるのは「サッと読み終わる」と言う
利点から。
本作、かなりこのスタイリストの考え方に「クセ」があります。
それだけ服に対する「こだわり」が無いと仕事としてやっていけないのだとは
思うのですが、それ以上にこの人の持つ「悪意」というか「毒、偏見」が
文章から滲み出ていてなんとなくいや~~な感じ。
先に読んだ
- 何を着るかで人生は変わる (単行本)
- 三笠書房
- 本
こちらもどちらかと言えば「上から目線」だし、紹介している服自体が
「百貨店で購入が前提」なラインナップだから仕方ない。
本作は「服はプチプラでOK!」を全面的に押し出したコーディネートで
人気を得ている人だから購入場所が全く違うのに、なぜかこっちの方が読んでいて
腹が立つというか「いらいら、モヤモヤ」とした気持ちで読みました。
1972年生まれと言うことから「バブルを経験していない」という
ところがファッション界においては考え方が根底がちがうのかも?と。
そういう意味ではこの人のスタイリングをすんなり受け入れることができる人=
感覚が似ている人は現時点で40~45歳ぐらい??
p150 ストッキングは、はかない
根強いファンが居るストッキング。
しかし…実は私たちスタイリストは、ストッキングをはきません。
ノーストッキングの素足主義者ばかりです。
なぜこんなにもストッキングを嫌うかって?
素肌がうっすらと見えて、ダッサイからです。
(中略)
この様な事例があるせいか、スタイリストには
「ストキング=ダサい」と言う概念が染み付いていて、
はけないのです。
(中略)
また素足はマナー違反のオフィスでも「ダサいからはかない」革命は
必要ありません。
多くの人がストッキングを嫌でも(義務的に)はくのって
オフィスや冠婚葬祭ぐらいじゃないですか?
逆に「ダサい」の感覚でコーディネートに「パンスト不可!」とかを
打ち出されても読者とかは非常に困るんですよ。エアコンで寒いし。
冷え性の人の事、全く考慮してませんよね?
それをいきなり全面否定するのはどうかと。
そして「ダサい」と一刀両断。
ここにダサイの例として書かれている
夏のサンダルにパンストは例年の暑さでは履けないし(履きたくも無い)、
白のパンストはいている人なんて今時居ます??????(ロリータファッションは別)
2012年に書かれた本書。
10年経っていない状態でも書かれたファッションのほとんどは消滅状態。
だから「このように合わせましょう、着ましょう」と提案されても、ね。
こうして見るとやっぱりファッションは「生き物、生もの」。
この人の主張は
p138 お金をかけるならキメ小物
服はお金をかけなくたっていいんです(キッパリ!)
でも、バックと靴にはお金をかけてください。
これがプチプラ服を、安っぽく見せない最大のコツです。
くつなら1万5千円~3万5千円クラスの物が理想。
バックなら5万円~15万円の物がいいでしょう。
なぜこの2つにこだわるのか?
人間は、服よりもまず小物に目が行くんです。
それだけ小物と言うのは、人の印象を左右するものなのです。
しかも一発で!
だからこそ年を取ればとるほど、きちんとした物を持ていた方がいい。
カバンも正直「一生モノ」は無いと思いませんか?
プラダのナイロンバックなんて今時持っている人まだいるの???
もっと言えば25年前のヴィトンのバック。
持てます????(みんな持っていたから反抗して買わなかったので
個人的にはセーフと思っている私。笑)
これをスニーカーじゃなくパンプスで履く!と宣言した私は
ある意味間違っていなかったってことですね?(違)
あとプチプラって「綿!」って感じの「カサカサした感じ」がする布地が多く、
ただでさえ水分抜けて「乾燥肌」のカサカサしたオバハンの体に
更にカサカサの「重ね着」ってありえないと思います。
「シルク」は中々手を出せないにしても「シルクっぽく見える」というか「しっとり」
して見える布地を選んだ方が私はいいと思う。
(安いものをたくさん買うよりいいものをひとつ…って言う考え方ね。
まあ、中々難しいんだけどねえ…財布事情が…)
イメージですけど不倫や恋愛主義の人って「しっとりした感じ」。
カサついた感じのする人に好意を寄せるのってなかなか、ね。
不倫は絶対に奨励しませんが、それでも「しっとりした人」に外見だけでも
見える努力位はしましょうよ、とはマジで思う。
ファストファションはお財布に優しい反面、やっぱり着る世代によって
取り入れ方を考えないといけないので逆に難しいのだと思う。
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