Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

「男の娘(こ)」たち 川本直

「男の娘」たち
「男の娘」たち
河出書房新社

図書館の検索機のキーワードに「服装」か「服飾」と入れた時に
この本が挙がってきたので借りてみた。


正直、良くわからなかったのが一番の感想。
生まれた時に「チン×」が付いていた人が単にレディスの服を着ているだけ、
の文化なら簡単なのにその内面は人それぞれ全く違う。
そこが一番わかりにくかった。
表面的にははっきり言って一緒じゃないですか。
けど人によっては「チン×要らね。マン×欲し!!」って人もいれば
「単なる趣味。コスプレ」って人もいる。
もしくは「自分がこうしているのはこういう主義であって、
あいつらとは全く違う!!」って言われても、外見だけだと
「いや、君も一緒だよ。それをわかってくれと言われてもなあ…」
って思ったし。


まあ自分が良くも悪くも「マン×要らね。チン×欲しい」と
一回も思ったことが無いから理解が及ばないのでしょう。
ただ、それって病気でも一緒じゃないですか?
いくらある病気について説明されても自分がり患しない限り
その病気に対して理解できない。
また、同じ病名であっても部位が違うと理解度がまた違ってくる。
それと似ている気がした。


まあ、生まれた時にマン×が付いている人が今の時代
「パンツ(=ズボンの方ね)」を穿くのが当たり前の世の中に
なっているので、チン×の付いた人がスカート穿いても何の不思議も
無いのに違和感を持ってしまうのはなぜでしょう?


民族衣装として穿くと違和感ないですよね?
むしろかっこいいと思いますけどねえ…
まあ当事者にしたらそういう問題じゃないいみたいで
そこが理解が難しいところ。