Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

BlackLagoon 10巻 広江礼威

ブラック・ラグーン(10) (サンデーGXコミックス)
ブラック・ラグーン(10) (サンデーGXコミックス)
小学館
2014-08-18
Kindle本

9巻が出た後、雑誌掲載はかなりの間休載した模様。
で、やっと2014年に10巻が発行されたそうな。
大人買いで1~10巻まで買ったので「次、いつ出るの~」と
待望せずに済んですみましたが。


しかしですね、9巻の終わりの「座りの悪さ」を感じている上に
この10巻も相当「イマイチ感」が半端ないです。
仕切り直しの割にキレが悪い。
休載した後の出直しならもっと違った切り口であってもいいと思うのに
これはちょっと…(むしろ前よりおもしろくなくなっている…)
またもやマンガと言うより文字追い感が半端なく、
それではマンガの意味がないのでは?
9巻が最終巻にしておけばよかったのに…


例を「ラーメン」屋として
脂ギッタギタが売りのかなり癖のあるラーメン。
10年以上前からの常連さんにとっては「これが通常運転」であり
休店再開後、常連さんは「ああ、いつもの味ね」と受け入れるかもしれないが、
休店している間に客の層も好みも時代と共に変わっていると思うので
「前と同じ」では新規開拓をするのは難しいのでは?
以前の脂ギッタギタに加えて「今の風味」を加味しないことには
以前の常連ですら「最近、歳かな?脂が堪える…」となりかねない。
例え10巻目であっても読者層が入れ替わっていると思うので
「一巻目」と考えても差し支えない。
しかしこの10巻のアプローチでは読者アンケートで早々に「最下位」と
なって遅かれ早かれ「打ち切り」の憂き目に遭いかねない。
少なくとも私は10巻をもし初めて読んだのであれば、次巻が出ると
同時に買うとは思えない。
何年かたって「大人買い」してこれにどう決着をつけたかどうか
判る状態でしか読まないと思う。
というか、初期のころに比べて「どうなるの?次どうなるの?」的な
ワクワク感が感じられなかったのは確か。