美人な「しぐさ」 中井信之
- 美人な「しぐさ」
- ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 2016-06-23
- 本
「美人は、生まれつきの造形で決まる」そう思ってはいませんか?
じつは、美しさを決定づけるのは、その人の持つ「雰囲気」です。
ですから、生まれつきの造形だけで、
美人かそうでないかが決まるわけではありません。
では、「何か雰囲気を感じさせる人」になるには、
どうしたらいいのでしょうか。
「美人の雰囲気」は、メイクやヘアスタイルに気を配るよりも、
まず日常の「しぐさ」を変えることによってつくり出すことができます。
手の置き方、首の角度、からだの重ね方など、少し動きを変えるだけで、驚くほど印象が変わることを、実感していただけることでしょう。
ウオーキングで「女性で手ぶらで歩く人は居ないでしょ!」と
レッスンでカバンを持って歩いたり、
椅子の座り方とか傘の持ち方まで教えてもらっている私にとっては
「ちょっとしたこと」で見え方が全く違ってくることは実感済み。
と言うわけでこれも中古本屋で見つけて即買い。
ただ、その「ちょっとしたこと」をいかに
身体に「記憶形状」させて定着させるかが問題。
何気ないしぐさの裏に腹筋、肩甲骨寄せと言った涙ぐましい努力があってこそ
その仕草がより美しく見える。
本書では「ひねる、かさねる、かたむける」を基本に話を進めています。
内容的には全く文句をつける部分が無く(笑)「ごもっともで!!」と
ひれ伏すしかない。
一方、この本に低評価を付ける人って例えば
「どこにでもある情報しか載っていない」の一言で片付けたとして、
それならばなぜ
「日本中の女性の歩く姿、姿勢がこれほどまで醜い」のでしょうか?
例えば叶姉妹レベルの人が50人いる中に自分が放り込まれて顔を上げて
立っていることができる人が何人いるでしょう?
自分の姿が鏡に映る度に羞恥心でいたたまれなくなると思います。
逆にそんな「醜い」姿で平気で街を歩いていられるのは自分の周囲が
醜い姿の人が殆んどなので自分の醜さが目立たない。違和感を感じない。
数に埋もれてその姿が奇異に映らないという現状。
ネットやTVでこの手の情報は確かに氾濫している。
けれどこの本にしてもそうですが、
文章(読む)だけではその動きが全く再現されず
「キモ」が意識的に書かれていない(教えていない)気がしてならない。
自分でレッスンに通い、先生に「筋肉と骨の動きの連動」を教えてもらわない
事には身に付かない。
クネクネしたような動き、と低評価にありますが蛸が「見返り美人」を
しても「絵」になりますか?「魚」なら骨があるからまだしも。
腰をひねったときに肩甲骨を寄せ、かつ手首の角度など「計算し尽くされた」
動きをするのにどれほど苦労があるかわかります??そもそも普段意識して身体を動かしていない生活をしているO脚女がそう簡単に「膝を擦り合わせる動き」すらできないという事実に気が付くべきだ!怒まずこの動きを自分でやってみろ。そして「簡単な動き」ができずに醜い動きをしている自分を恥入れ!
筋肉痛と戦い、柔軟体操を日々心がけ、日常生活の動きの全てがレッスン…
と言っても過言ではない「努力」と「意思」があってこそ
「美しい動き」がやっと身に付く。
簡単そうに言わないで欲しい。←本音
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