Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

氷の女王が死んだ コリン・ホルト・ソーヤー

氷の女王が死んだ (創元推理文庫)
氷の女王が死んだ (創元推理文庫)
著者:コリン・ホルト ソーヤー
出版社:東京創元社
カテゴリー:本

「老人たちの生活と推理」シリーズ第二弾!
と言うわけで今回は入居いきなり殺されるというそれだけ聞けば「気の毒な」被害者ですが、数日の入居で「嫌われ者ナンバーワン!」の冠がふさわしい人物だけに、イマイチ他の入居者の反応も…
本筋とは別に本文内で新参者は自ら率先して先輩のあいさつすべし!と言うのを学ぶ。笑
ところで被害者はなぜ他の住人を部屋に入れて数分で追い出すのかこれはちょっと説明不足では?
登場してあっさり死亡フラグが立ってしまい、もう少し人物像に深みを持たせてほしかった。
まあ基本、本来「おとなしい」と見なされている老婆が大活躍!がキモの話だけに突っ込んじゃいけないのかもしれませんが。そういう、意味では犯人がいわゆる一般に持たれる人物像から離れた気持ちの持ち主だけに、そうそう人間すべてが良い人!ってわけにはいかないんですよね…
そういう意味では酸いも辛いも味わった少し先輩が書いた人生のスパイスが効いている!ってとこでしょうか?


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