宝塚式「品格」レッスン 初嶺麿代
読み始めてすぐ、「あ、考え方が真逆」と思った。
と言うのも
↑これは若かりし「38歳」=いけてた自分 に戻ろうという考え方に対して
本作は
「昨日よりももっと素敵に、明日はさらに素敵になる」
女性は昨日より今日、今日より明日と、どんどん美しくなっていくものです。年齢は関係ありません。
書いてあることは最近読んでいた本とほぼ重複。
品格は日々の生活(考え方)で培われる。
「健康美」…品格ある美しさの基本は心と体の健康から
「所作」 …人への気遣いが美を作る。
基本動作の中で最も重要なのは、立ち姿と歩き方。
「表現力」…表現は人と繋がる手段
顔の表情だけでなく、声も他人へ与える印象としては大きい。声にも表情がある。
声のポイントは、響き、大きさ、発音、滑舌、喋り方。
よく通る美しい声と言うのは、声帯が振動することで
発声した音を、口の中やのど、鼻腔などで共鳴させることができていて、響きとボリュームを兼ね備えています。
声が小さい人、かすれてしまう人、抑揚が無くて悩んでいる人は、
響きが足りないのです。
豊かに響く声を出すために、腹式呼吸をマスターしましょう。
呼吸を制する者は、響きを制します。
ところで。
昔カラオケバトル的な番組を見たことがあります。
ある一曲を2人の人が対決したのですが、一人は女優さん。
音程はバッチリで全くズレてなくてパーフェクト!
(カラオケ機械の判定は音程が一番重要視される)
次の人の歌を聞かなくてもこの人の勝ち?と思っていたら
次の方は宝塚を退団した元男役の人でした。
歌が始まり、音程はバッチリ!そして何より一瞬で歌に魂が入り、
まるでその場だけがくっきりと別世界のごとく空気が変わり、
目の前でミュージカルを見ているかのような錯覚に陥りました。
「え、すごい…これが宝塚の実力…」と全く目が離せません。
しかも歌に感情が入っているから「ぐっ」ときて…
同様に観客席にいた女の子が数名、涙を流し始めて…
分かる!
わかるよおおおおおお~~
私もなんか心が締め付けられそうになったもの!!!!!!
もう目が釘付け!!!!
フォーカス状態。
息を止めて食い入るように見つめるってああいうことを言うのかな?
彼女が歌い終わって、一拍置いてから「ふ~~~~~」って
自分の息を吐きだした事を覚えています。
それぐらい「ぐっと」引きつけられていたんですよ。
いや~あれはTVの画面を通してでもすごかった!!
残念ながらどなたが歌っていたのか忘れてしまって情けない。
と言うわけで、同じ歌、しかも音程がずれていないと全く条件は同じなのに
全く違って聞こえた。
これが本当に歌が上手い人なのか、と知った瞬間です。
もう一回あの場面、見たい!!!!!!
検索した結果こちらのブログに寄りますと「香寿たつき」さんとの事。
すぐに知りたい情報が検索できるってホント便利な世界ですね~
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