炎上上等 (扶桑社新書)

扶桑社

2018-03-02

本

内容紹介

「誰も言わないなら僕が言う! 」

僕は別に炎上させたいわけじゃない。

正しいことは「正しい」、間違っていることは「間違っている」

と言っているだけだ――。

暴論か? 正論か! ?

数々の言動や破天荒な行動で物議を醸す著者が、

言いたいことが言えない世の中をぶった斬る! !

前書きに

ツイッターだと１４０文字と言う制限がある為、僕の真意が伝わって

いないこともあるかと思い、今回文字無制限で僕の思いの丈を

存分に綴ることにした。

ｐ１５　ツイッターは「釣り」、炎上は「大漁」

僕はツイッターは大海原での「釣り」だと思っているんだよ。

撒き餌をポッとなげてやって、どんなものが掛るかなって待つ。

で、餌をめがけてバーッとみんなが来ると、どれを釣ろうかなって

選ぶ感じ。（中略）

でも別にいいの。雑魚がえらそうなことを言うと、

勝手に他の魚が来て、そいつを攻撃してくれるしね。

そうすると、大体雑魚はみんなブロックして

逃げる。僕は絶対にブロックしない。（中略）

でも、皆は違うよね。魚群が来ると「炎上した！」

って言って逃げちゃう。僕からすると「いやいや！大漁やないか！」

なのに。だって別に破壊されるわけじゃないんだもん。

沢山の魚群に驚いて船を引き返すバカがいますか？

喜んでその魚群に向かって突入しますよ。

ここら辺はもう一般人と感覚が違うなあ…と。

ｐ２１

こっちは「炎上上等」で言うべきことを言っている。

僕に文句があるなら炎上覚悟で来ないと。

批判されて炎上して自分のツイートを削除しちゃうくらいなら、

最初から変なこと言わなければいいのに。

ｐ３２

あと、ツイッターは１４０文字の字数制限があるから、

逆に俳句を作るような楽しみがある。

１４０文字をオーバーした時に、

どうやって縮めようかって考えるのが楽しい。

だって、１４０文字しか投稿できないから、皆簡潔にまとめて

投稿しているんだよ。それなのに文字制限しなくなったら、

ダラダラ長い文章を送ってくるヤツが増えるだけ。

頭が悪い奴は意見をまとめられないんだから。

すみません。
頭悪くて文字数制限のないブログでダラダラ書いているのは私です。

こんな風にかっちゃんの中でのツイッターの在り方から始まって
「魚群最高！」「大漁！」と言い切るまで彼の生い立ちが
関係しているなと思うような事も書かれています。
ただただ「暴言」を吐くのではなく、彼なりの意思表明。
ここまでスカッと言い切ってくれるとスッキリしますね。
むしろ色々な本当はもっと熟考しないといけない問題
（社会問題、経済、政治etc.）を「難しい事はわからない」「よく知らない」
「関係ない」と言った言葉でごまかして逃げる方が問題なのだと。
知らないからこそ知ろうとする姿勢。
めんどくさいから逃げるのではなく、トコトン追及して究明する姿勢。
それが「炎上上等」と言う言葉に結び付くんだろうな。