Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

ほどよく距離を置きなさい 湯川久子

ほどよく距離を置きなさい
ほどよく距離を置きなさい
サンマーク出版

予約して一年ぐらい待った本。
予約者が多数いる場合は読んだらその本だけでもさっさと返却する
位の気遣いが欲しいなあ…と思ってしまう。

p32

人間関係の問題を抱えている時、人は、自分の正しさを

主張して、相手に勝とうとしますが、

相手を打ち負かしたところで何になるでしょうか。

一時の高揚感はあるかもしれませんが、

相手を裁いた虚しさはずっと心の奥に残ります。

相手を打ち負かそうとするのではなく、心をほどいて、

自分が幸せになるための選択をして欲しいと思います。


p56

人の心において、正しさは人の数だけ存在し、真実も、

その正しさの定規によって、人それぞれ違って見えるからです。

また、明らかに自分が正しくて、相手が間違っているという

事があったとしても、相手を責め、糾弾しても、

何の解決にもならないのです。

物事の捉え方は千差万別。


p95

売り言葉に買い言葉と言いますが、感情的になって

相手が発した言葉をそのまま受け止めて、こちらも

感情的に返すことを続けていると、たいていの関係はその内

壊れます。なぜならこうして投げつけられた言葉の刃は、

相手を有無を言わせずに痛めつける凶器に他ならないからです。

その裏には「わかってほしい」「自分を大切にして欲しい」

と言う思いが隠されていることもあるでしょう。

しかし、『言刃』は絡まった二本の糸をぶった切ってしまう

「刃」です。(中略)

誰かを試そうと、あるいは操ろうと投げつける言葉の剣は、

相手も自分も傷つける、もろ刃の剣であることを

忘れてはなりません。


弁護士さんなので女性の離婚問題を絡めた話が多いのですが、
全ての人間関係に通じるものがあるなあ…と。


特に最後に引用した部分は私も前のブログでやりあった経験があるので
ものすごく実感できる反面、
薄々感じていた
「私、この人(=コメントを書いてきた人)が好きじゃなかったんだな」
と言う事実を認めることになり、いくらブログだけの付き合いとはいえ
「仲良しこよしの振り」をいつまで続けるつもりだったんだろう…
とか思う部分もあったのでそれはそれで「縁を切って良かった」と
思ってます。
ブログでも合わない人は合わない。
無理してniceの応酬をしていても疲れるだけ。
スッと離れるのが得策。