Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

40代大人女子の為のお年頃読本プラチナ篇

40代 大人女子のための“お年頃”読本 プラチナ編
40代 大人女子のための“お年頃”読本 プラチナ編
アスペクト

モヤモヤした気持ちでいたところに「悪意に負けるな!」と言う
啓示を受けたというか「もう、いいかあ…」と気持ちの変化が出た部分。
p63~(今回も長いです…汗)


サービス業のキャリアの最高峰として頭に浮かぶのが、

一流と言われる旅館の女将さんや銀座のクラブのママさんです。

どちらも経営者で有りながら女らしく、礼儀正しく、

気遣いのプロで、お客様にその計算高さを決して見せない。

(中略)

ここが玄人の技の見せ所。玉の輿婚もそうですが、

お金目当てだというところを生涯、気付かせない女でないと、

また自分でもそうでないと信じ込まないと、相手も幸せには

できないし、自分も幸せになれない。

お商売も裕福な結婚生活もそうですがどうしたら相手が

満足してくれるか、努力し続けなければならない仕事でもあるのです。

(中略)

客商売のいいところは、人前に出るので美容に気を付け、

綺麗にしてなければならないところと、日銭商売なので

健康を害することができない。と言うこところです。

そして「お客様は神様です」と胸を張って言えるところでは

ないでしょうか。

逆に、お給料の無い主婦業や「武士はくわねど高楊枝」的な

文化事業は、頑張りどころがわかりづらい

「大名商売」とも言いますけど、お客さんに足げく通ってもら

わねば、自分も食えなくなってしまうという事実が、

よくわからないのですよ。

「いや、別に、色気が商売なわけじゃないし…」と

知的職業の女性は美容やオシャレの手を抜きがちですしね。

いい人、真面目な人になればなるほど、お金が目的じゃないんだ

と思ってしまいがちなのです。

(中略)

女性の自立も大切ですが、女性性は顧みず働き続けなければ

ならないという部分もあるので、

女としての幸せは縁遠くなってしまう。

となると、一番いいのは女性性を生かしつつ、

楽しみつつ、稼げる職業。

サービス業が奥さま、あるいは育児や介護のプロか、

セラピストがいいのではないかと思うのです。

若いころは、色々な主義・主張があり、無理な事が多かったかも

しれませんが、今でこそそれらは、自分にもできることになって

いるかもしれません。生きていくためには何らかの職業に就かねば

ならないので、私は決して、そのために結婚することも

悪いとは思わないのです。

(中略)

そもそも特殊技能があっても自分で仕事をしていくつもりの無い

幸せな専業主婦族だって、世の中にごまんといますから。

楽しい生活にお金は不可欠です。

損得勘定はあって当たり前。

だからこそ、お金を運んできてくれる人たちに感謝すべきだし、

みんなが健康で元気に働けることをサポートしていく

主婦の仕事も、額面のお給料が無いだけで立派な仕事なんです。

そのことをよくよくわかれば、自分の立場にも誇りが持て、

喜びを持って日々の家事・育児にいそしめるのではないでしょうか。

お客様は神様です。

旅館の女将になったつもりで頑張りましょう!