Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

ブラックスローン 加藤実秋

ブラックスローン インディゴの夜 (集英社文庫)
ブラックスローン インディゴの夜 (集英社文庫)
著者:加藤 実秋
出版社:集英社
発売日:2014-03-20
カテゴリー:本

ドラマ、それも予算が少ない中で作っている深夜枠のドラマを見ている感じ。
描写が薄い。一度ドラマ化されたら別にAと言う役を詳細に説明しなくても山田太郎という役者が演じたらそれ以上は説明せずとも脳内でそれがAと言う役に当てはまってしまう、そんな感じ。
ドラマ化したかどうかは不明ですが、文頭に登場人物をイメージしたイラストが掲載されているのでそれが「全て」になってしまう。
Aと言うのはこんな感じ、Bと言うのはこんな感じ。なので、それが頭に残っていないとAはだれ?Bってどんなキャラ?と。しかもバーチャルとリアルが入り乱れるという展開ゆえに余計に大混乱。
バーチャルにどっぷりはまっている人には書いてある展開描写がわかるかもしれないけど、ゲームすらしない人間にはさっぱり。
ネット依存している人が読むには最適かと。


もっとも、オーナーの晶は三十路と書いてあるけど、どう考えてもアラフィフでしょう。
「紺ブレ、金ボタン」…
一巻目を書いた時は三十路だったかもしれないけど、どんどん巻を重ねるにつれて本来なら年を取らないといけない登場人物たちが世界観を維持するために年を取らないゆえにずれが生じているのかも。
若者文化と年寄り感覚の融合小説


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