Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

姿勢バイブル 中村格子

10歳若返る! 姿勢バイブル (小学館実用シリーズ LADY BIRD)
10歳若返る! 姿勢バイブル (小学館実用シリーズ LADY BIRD)
小学館
2015-03-18

表紙の女性が本書でもモデルをされている著者の「女医さん」!
そうなんです。お医者さんなんですね~
ご本人も「実は私も姿勢が悪かった」と言うことから
痛みの出ない姿勢=良い姿勢」と言うことを実感されたそう。
美しい姿勢は、筋肉のバランスが鍵!」と言うことから
簡単なストレッチが載ってます。
それ以上に先生が「NG姿勢」でも写っていて、それが
ウオーキングを習うことが無かったら一生こんな不格好な姿勢で
いたんだろうなあ…とあの時、講習のチラシを見ていなかったら
ぞっとします。
何回も掲載していますが、ホントこれ!   ↓


因みにこの写真のbeforeは悪度5の「老人性ひざ曲り型」に分類されるもの。

背中が曲がるのは…脊柱起立筋などの姿勢を保つ筋肉が弱くなり重力に

負けて全体的に丸くなる

お腹が縮むのは…お腹を垂直に立てる筋肉が弱まりへそでおれてしまう

膝が曲がるのは…ももの筋肉が衰えて膝が伸ばせず、曲がった腰と

バランスをとるため


見た目の特徴…前のめりの姿勢

       背中も腰も丸く、骨盤を立てることができない

       ひざ裏が硬く真っ直ぐに伸ばせない



さて、お医者さんなので「怖い事」を書いてくれています。
p71 20代から始まる「サルコペニア」を予防するには

年齢と共に筋量が減少し、筋力が衰えることを加齢性の

筋肉減少症(サルコペニア)と言います

筋肉が減少すると、姿勢を保つ姿勢筋も弱くなり、

歪みや痛みの原因となります。サルコペニアを防いで、

歪みの無い身体を維持しましょう!


加齢とともに筋量・筋力が低下する原因は

1、運動不足

2、低栄養

3、神経の衰えよる筋肉の減少

4、性ホルモンや成長ホルモンの様な筋肉を保つホルモンの減少や

サイトカイン(特殊なたんぱく質)の変動

5、環境   などが関連しています。

特にダイエットで低栄養になるとサルコペニアを招く危険性があります。


(中略)

逆に言えば、美しい姿勢を保つことを意識すれば、

自然と日々の生活が筋トレになり、

サルコペニアによる抗重力筋の筋力低下を

予防することができると言えるでしょう。


身長が縮むメカニズム

筋肉が落ちる→ 背骨が曲がる → 圧迫骨折

レッスンに70代の方がいらっしゃるのですが、元々「やせ形」だった
と言うこともあり、筋肉が無いので体型保持をするだけの力がないのか
すぐに猫背になってしまうのです。
(側にこう言ったモデル的な人がいるとわかりやすい)
先生が毎回口を酸っぱくして
「私たちはもう、落ちていくしかないのよ!!
それを意識して少しでもひどくならない為に現状をキープすることが
大事なのよ!!!!!!道具も使わず、毎日の生活を意識するだけで
キープできるのだからお得なのよ!!!!」と仰ってます。笑
骨折まで行ってしまったら毎日が楽しくなくなる!!
だからこそ、ちょっとしたことでも車やエレベーターを使わない生活を
して、少しでも「筋肉、筋力」を維持できるようにしましょう!!