Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

夫の不倫がどうしても許せない女たち 亀山早苗

夫の不倫がどうしても許せない女たち
夫の不倫がどうしても許せない女たち
朝日新聞出版
2015-04-30
Kindle本

亀山シリーズの中では一番共感できる立場の本だと思う。
とはいえ、何度この手の本を読んでも出てくる男側の言い分=
「妻は好きで愛している。家庭を壊す気も無い。しかし彼女も好き」
と言うヤツ…
この男(独特の)思考が理解できない限りは
「男側の不倫の言い分」は私にとって宇宙人のメッセージレベル。
一方、女側の言い分はなんとなく自分の今いる「家庭」「状況」が
不満だから他の男に逃げているパターンが多い気がする。
一生懸命家庭の為に頑張っているのに報われない…
そんな思いを抱えている時に偶然もしくは前からの知り合いの男に
「頑張ったね」と言われて広い意味で「オチル」。
逆に軽く遊びたい男が手軽に手間暇かけることなく女をものにしたかったら
この「頑張ったね」を言えばイチコロですな。
他にも職場や知り合いの独身男性に「情をほだされて」関係を持つパターン。
雰囲気に流されやすい性格の人には危険だな、と。
夫と本を巡って喧嘩してヤサグレている状態の私ですらこんな風に
本を分析している間はまず大丈夫なのだが、
もう分析なんて言ってられない!位の追い詰められた心理状態の
女性がやっぱり不倫の道に落ちやすいんだろうなあ…
とそこら辺の事情はなんとなく理解できるものの、
やっぱり思いとどまれよ、と言いたい。


思い入れが無くて手に入れたもの(簡単に手にしたもの)は
手放す(飽きる)のも早い。
そんな惨めな女になるなよな。自分を高く売ることを考えろ。
と、言っている私(=頭で考えるタイプ)はそうそう「恋」に
落ち様がないのである。ある意味、ツライ。