Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

グレイヘアと生きる 近藤サト

グレイヘアと生きる
グレイヘアと生きる
SBクリエイティブ

サトさん、私より一歳年下…
う~~~ん、確かにこの表紙を見たら「白髪」と言うものは
人を老けて見えさせることができる最強アイテムなのだなと、
白髪が少ない私は思ってしまう。
逆を言えば何が原因か不明ですが51歳でも白髪が少ない人間も
多少なりとも存在しているわけで。
そんな人間から見れば「グレイヘアになるということはそんなに重大な決心が
いるものなのか?」とかなり理解しがたいということも知って欲しい。


というか、前回紹介した本もそうだけれどグレイヘアに「こだわっている人」って
若白髪の人ではないだろうか?年齢よりも早くに白髪が出たので染めるのも
人より早かった。染めてる歴の方が染めない歴より長い。
よって、染めるのが当然=いつも黒い状態からグレーになった姿を「いきなり」
見せるから周囲の反応がイマイチなだけであって、これが私みたいに
白髪がぽつぽつ…から徐々に白髪の方が多くなっていけばそう言う変化を
徐々に受け入れられるのに対して「いきなり」だから余計に反発を
喰らっている気がする。


昭和の小説を読めば50代の女の描写に「生活に疲れた中年女」とか
「初老の女」などかなりひどい扱いの描写が普通に有るのことを考えれば
今の50代がいかに若々しいかがよくわかる。
その一方で、
私の10代の頃で髪の毛を染めるのは「不良!」みたいな認識だったと
思う。今の様に普通の子が当たり前の様に色々な色に染めることは無かった。
そう考えると染めることに抵抗がある世代と無い世代が混在していて
私の様に逆に染めることに抵抗がある人間は「染めるのを止めましょう」
キャンペーン(!!)をされてもな、って感じである。


強引に言えば髪の毛が白だろうと茶色だろうとその人がしっかりと
していればなんでもいいだろ、って感じ。
髪の毛が白くても死なんだろ。
まあ、そう思えるのは私がいまだに黒いからであって、
それに長年「苦しめ」られて来た人にとっては「苦痛からの解放」
なんだろうなあ…
まさに人それぞれ。考え方が違う、捉え方が違う。
本人が好きなようにしたらいい。それだけのこと。
ただ「薄汚さ感」だけは出さないで欲しい。