Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

ハルさん 藤野恵美

ハルさん (ミステリ・フロンティア)
ハルさん (ミステリ・フロンティア)
著者:藤野 恵美
出版社:東京創元社
発売日:2015-07-03
カテゴリー:本

記述はされていないが明らかに低知能しょう害の父親とリアルなら間違いなくいじめの対象にあるであろう状況の娘の話。
娘は現役で北大に合格したのに卒業と同時に結婚し海外へ行ってしまう。
それって、体よく居ても居なくてもどっちでもいい父親を捨てたってことかな?
そうそう、父親は死んだ妻と会話ができる特殊能力の持ち主なので一人になっても問題ないかと。
ジャンルでいえば大人メルヘンオカルトミステリー
子供が密かに悩んでいても何の解決も見いだせない(死んだ妻がアドバイスしてくれるというお得な状況)父親なんている意味あるんでしょうか?
日常の謎っぽいものを投入していますが、よくよく考えると「それっておかしくね?」と言うご都合主義が言葉巧みに紛れ込んでいる。指摘しても意味ないけど。


文体がいわゆる、老人介護施設において新人が「は~い、おじいちゃん。お口もぐもぐしてごっくんしてくだちゃいね~」って感じ。キモイ。
児童文学畑出身者が良くやるように、一般に向けて書くとこういった違和感大の文体になる。
ただでさえイラつく父親像なのに…


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