神戸の残り香 成田一徹
- 神戸の残り香
- 著者:成田 一徹
- 出版社:神戸新聞総合出版センター
- カテゴリー:本
先日読んで&見た『新・神戸の残り香』の前作。
2003年から2005年にかけて神戸新聞夕刊に掲載されたものが元になっているとか。
あえて「マイーナ場所」を選んでいるせいかイマイチぱっとしないのが第一印象。
個人的には「新」の方が文章も切り絵もシャープで好き。
「新」の方がより一層「危機感」を感じていらっしゃったのか「白と黒」のコントラストが強烈だった気がする。神戸は「日向と影」があってこその街なのにどんどん「薄っぺらい日向」ばかりが作られていくからかもしれないが。
それにしても神戸の青谷に観光茶園「静香園」なるものが存在していたとは…
神戸に「茶畑」ですよ!!行ってみたいな、と地図を見たらなんと辺鄙な…滝汗
登山する気持ちで行かないとお茶は摘め無いようで…
こうして神戸と言う町を見ると、震災で残った昔ながらの建築物を見ると昔の人はちゃんとした仕事をしていたんだなあ、と思う。
先日の京都の本では「京都人はケチだから歴史ある建物をリサイクルして捨てない」とあった。
神戸人はいくら新し物好きとはいえ、せめて名のあるいや、無くても歴史のある建物をもっと大切に残していくようにして欲しい。
もう少し涼しくなったらカメラ片手に味のある風景を撮りに行きたいなと思った。
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