Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

トッカンthe 3rd おばけなんてないさ 高殿円

トッカン the3rd おばけなんてないさ (ハヤカワ文庫JA)
トッカン the3rd おばけなんてないさ (ハヤカワ文庫JA)
早川書房

税金と言うものは勝手に給料から引されていることが多いので
一体自分が本来どんな税にいくら払っているのか把握しづらいものかと。
そして自営業や退職して自分で金額を意識して払うようになって
初めて「え~~~~~~~~こんなにかかるの!!」と
あまりの金額に真っ青になるものでは。
この「自分が一体いくら払っているのかわからない」と言う
システムこそが「ミソ」。
もし金額を把握したうえで、毎回自分の手で
金融機関に払い込まなければならなくなると
「じゃ、払った分、一体何に使われているのか?」
と、気付かせない為じゃないのかな。
少なくとも税金って律儀にちゃんと払っている人の為に
活用されるのではなく、むしろちゃんと払っていないヤツの
為に使われている気がする。



税の使い道を国民に知られたくない。
僕たちの省庁だけに有利なようにプールしたいもん!
だからいつまでも「無知な国民で居てください」。
そんな国のエラ~~~~~~~~~いさんや
国のシステムを考えた人たちの思惑が漏れ聞こえそうな一冊。


※犯罪を犯した奴に対して「刑務所から出すな!」
「病院に隔離しろ」と言う意見がありますが、
出すな=全部税金で養う、まかなう
ってことを考えたら「死刑」をどんどん実行して
むしろ犯罪を犯していない人の為に税金を回すべきでは?
と思ってしまいます。


↑「死刑にしろ」って書くと批判されそうですが
「更生」するわけないやん!
って過去の事件の背景を見てたら思うんですけど。
人殺して5年や10年そこいらで出てくるんですよ。で、再犯。
笑うわ。


犯罪を犯して刑務所に入ってもそこでかかる「医療費」も
全て税金、ってことなのでそりゃ、生活保護より充実した生活
ができるのなら「刑務所に入りたかった(から犯罪を犯した)」
と言う寝言も納得です。