トッカン　徴収ロワイヤル (早川書房)

早川書房

2018-03-31

Kindle本

短編で徴収ってこんなことをやっているんですよ系。
ただ、正直「これってどうよ？」の描写が。
東京都内一等地。ぼう大な土地に建っている日本家屋。
そこに90代の母と70代の娘が住んでいた。
母が亡くなり娘にはこれまた半端無い金額の相続税が！！
あと700万足りずに、時間切れとなり家は公売にかけられ
娘は「住む家を放り出される形」に！！！！！！
「この家には思い出があり過ぎて…決断できぬまま…」と語る娘を前に
税務署所員は「もっと早くに家を売りに出して、マンションにした後、
最上階でも住んでいればこんなことにならなかったのに…」と。

それって
現在住んでいる家を追い出されるというのも引っかかるし、
その「無情さ」と言うか納得いかなさにむかつく！
そこまでして個人から取るか？
もっともっと会社組織とか取るとこあるやろ！！！って。

東京が風情のある多くの日本家屋をこんな風に取り潰した結果
あのような高層マンション群で成り立っているのがよくわかる。