Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

貧乏お嬢様、メイドになる リース・ボウエン

貧乏お嬢さま、メイドになる (コージーブックス)
貧乏お嬢さま、メイドになる (コージーブックス)
著者:リース ボウエン
出版社:原書房
カテゴリー:本

題名と表紙のイラストから受ける印象が内容と違う気がする。
ヒロインは34番目の王位継承者と肩書はそれなりに立派だが、財政は例にもれず困窮。
21歳と言うこともあり、お小遣いもカットされ残された道はロンドンに出て自立すること。
そこで始めたのがメイドではあるが、メイドと言っても所詮お嬢様で育っているので何もできない。
結果、空き家に風を入れる、埃を払う程度。でもちゃんと需要があるという…
ある日帰宅すると自宅の浴室に死体が…誰が一体なぜ?とサスペンスモードに。
挙句、自分も殺されそうになり知人の誰が…とますますサスペンス度が上がる。
よって、題名にある「メイド」となって潜入捜査!!と言った要素はほどんどなく、ミステリーサスペンス&若干ヒストリカルとまぜこぜ設定。
コージー小説の位置付けですが、今まで読んだタイプとは若干違う。
ただ、庶民の母を持つとはいえやっぱり王族なのだからちょっと行動とかが違う気がするのは確か。
原題が『Her Royal Spyness』(王妃陛下のスパイ)ということで、なるほどな、と。
ちょっと邦題が意訳し過ぎ。原題が地味とはいえ…


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