高学歴女子の貧困 4人ほどの大学非常勤講師の共同執筆
- 高学歴女子の貧困 女子は学歴で「幸せ」になれるか? (光文社新書)
- 光文社
- 2014-02-18
- 本
いやま~なんというか…
悪い意味であきれ果てて、感想を書く気がしない。
その理由はもうぶん投げますが「密林の☆1」を
参考にしていただけたら幸いです。(効率化を取りました)
感想を書くにあたって大体頭の中で構想を練るのですが
どう考えても碌な文章にならない…むしろ悪態の塊になってしまい
本を読んでいない人には気分の悪いものしか与えないなあ…と。
それでも一応「さらりと」書きますが…笑
まず、自分の考えていた「高学歴」の概念が違っていた。
(東大、京大卒の人たちだと思っていた。
実際はお茶の水女子大、大阪大学、東京藝術大学の院卒の話)
次に「文系の院卒では食っていけない。ましてや女子は」って
ある意味常識だと思っていた。
51歳の私の時ですら「就職したかったら短大!」と言われていたのに
(なので同世代は別に勉強ができる出来ないではなく高卒で就職も
進学と半々だったと思う。
ここら辺が今どきの子には理解しがたい背景でもある)
そんな風潮をまるっと無視して、4大しかも院を選択するとは…
私の母のように「女に学問はいらん!」ということで泣く泣く大学進学を
諦めた人も過去に大量にいるという歴史的な部分は「研究」なさらなかったのか?
本書でいう「貧困」はあくまでも「文系の院を卒業もしくは
満期退学をした3人が常任といった形で大学で生き残ることができずに
非常勤大学講師で細々と食いつないでいる…」という愚痴本でしかない。
だから場合によっては
「え~高学歴で、一流一般企業を経て独立してますが、何か?」
っていう違和感を持つ人の方が多いんじゃないのか?
大学の先生になれずに苦しいというのは先に紹介している↓
- ポスドク!(新潮文庫)
- 新潮社
- 2018-06-15
- Kindle本
にもあったし。
↑こちらは男でT大卒であっても「学閥の波」に乗れなかったら
いつまで経っても「非常勤のまま」なのを延々と描写していたので
勉強ができる出来ない、高学歴かそうでない以前の問題点が
本書の3人は理解していない、とバッサリ斬って終わります。
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