英国貴族の令嬢 村上リコ
- 図説 英国貴族の令嬢 (ふくろうの本)
- 河出書房新社
- 本
唐突ですが自分の前世には「イギリス」もしくは
ヨーロッパが関係していただろうなあ…と漠然と思っています。
「変身写真」を撮りたがるのも「衣装が着たい」という
理由に他なりません。
胸元が大きく開いたドレスなんて結婚式ぐらいしか縁が無いし。
昔の日本もそうですが子供から大人になる儀礼として
髪を結ったり、切ったり「明らかな外見の変化」がありました。
今はそういった形からの変化が無い分、意識の変化を助長させる
ことが無くだらだらと子供のままの年齢だけ大人が多い原因かも。
イギリスでも昨日までは肩までおろしていた髪を結いあげ
今まで見せていなかった「白いうなじ」を見せ多くの
男の注目を集め、一方見えていた足をロングドレスを着ることにより
「ここから先は一人の男性にしか見せません」と「ちら見せの真理」で
さりげないアピール。笑
というわけで日に日に暇を持て余しているイメージであった
貴族の娘が「いい男をいかにゲットするか」に命を
かけているかよくわかる一冊。
デビュタントの後はひたすら「合コン」。笑
p54
令嬢にとってのロンドン社交界も「結婚相手をしとめる狩場」
に他ならない。(中略)
程よく泳がせて若々しい魅力を引き出し、男性を呼び込んで
縁組に持ち込むのが最終的なゴールだ。
メイドのランク分けや貴族の称号と呼びかけ方が載っており
馬鹿の一つ覚えの様に誰にでも「ユア・マジェスティ」だの
「ユア・ロイヤル・ハイネス」と言えばいいものではない
ということをラノベ小説家は知った方がいい。
(特に女性の場合は結婚前の「身分」と結婚相手の
身分次第では呼ばれ方が違うなど)
メイドさんも好きなので
- エマ 全10巻 完結セット (Beam comix)
- エンターブレイン
- 本
も大好き!
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