Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

英国貴族の令嬢 村上リコ

図説 英国貴族の令嬢 (ふくろうの本)
図説 英国貴族の令嬢 (ふくろうの本)
河出書房新社

唐突ですが自分の前世には「イギリス」もしくは
ヨーロッパが関係していただろうなあ…と漠然と思っています。
「変身写真」を撮りたがるのも「衣装が着たい」という
理由に他なりません。
胸元が大きく開いたドレスなんて結婚式ぐらいしか縁が無いし。


昔の日本もそうですが子供から大人になる儀礼として
髪を結ったり、切ったり「明らかな外見の変化」がありました。
今はそういった形からの変化が無い分、意識の変化を助長させる
ことが無くだらだらと子供のままの年齢だけ大人が多い原因かも。
イギリスでも昨日までは肩までおろしていた髪を結いあげ
今まで見せていなかった「白いうなじ」を見せ多くの
男の注目を集め、一方見えていた足をロングドレスを着ることにより
「ここから先は一人の男性にしか見せません」と「ちら見せの真理」で
さりげないアピール。笑
というわけで日に日に暇を持て余しているイメージであった
貴族の娘が「いい男をいかにゲットするか」に命を
かけているかよくわかる一冊。
デビュタントの後はひたすら「合コン」。笑
p54

令嬢にとってのロンドン社交界も「結婚相手をしとめる狩場

に他ならない。(中略)

程よく泳がせて若々しい魅力を引き出し、男性を呼び込んで

縁組に持ち込むのが最終的なゴールだ。



メイドのランク分けや貴族の称号と呼びかけ方が載っており
馬鹿の一つ覚えの様に誰にでも「ユア・マジェスティ」だの
「ユア・ロイヤル・ハイネス」と言えばいいものではない
ということをラノベ小説家は知った方がいい。
(特に女性の場合は結婚前の「身分」と結婚相手の
身分次第では呼ばれ方が違うなど)


メイドさんも好きなので

エマ  全10巻 完結セット  (Beam comix)
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エンターブレイン

も大好き!