それでも猫はでかけていく ハルノ宵子
- それでも猫は出かけていく
- 著者:ハルノ 宵子
- 出版社:幻冬舎
- カテゴリー:本
どこにでもある猫コミックエッセイだと思って借りたら、違っていた。
作者はあの吉本隆明を父、そしてばななを妹に持つ人。
最初は「すごいな、自費で野良猫の避妊手術の費用を持つなんて…」と感心して読んでいたのですが、段々やっていることがどこか非常識と感じられる部分が多々…
多分近所の人からは「吉本さんの家の娘さんだから…」とどこか容認されていたのがあまりの非常識ぶりに本人が書いてある通り「近所から冷たい視線が…」と感じらるのは当然の事かと。
むしろ、みなさんかなりの忍耐力を強いられつつ野良猫と暮らしていると思います。
手放しで猫好きにはこの本が高評価になると思いますが、普通の常識のある人間が読むと「この人、変!」と言う低い評価しか与えられません。
狭いものの考え方をする人たち、と野良猫に理解を示さない人間に不満をお持ちの作者ですが、
こちからすればあなたの方こそ狭い世界でしかものの見れない人だな、自己満足に浸りきった人だな、気の毒な人だなと言う感想しか持てませんでした。
嫌な言い方をすれば、独身なのは仕方ないな=他人と繋がることができない人だなと思った。
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