ファンムアレース5上 香月日輪
- ファンム・アレース(5)(上) (講談社文庫)
- 講談社
- 2017-06-15
- 本
季節感全くなし!のブログを日々更新中のごんほわです!
皆様いかがお過ごしでしょうか?
本来このブログは正統派の読書感想文を掲載するのではなく
あくまでも作品及び作者の「アラ&ミス」をとことん追求する!
という果てしなく性格の悪い趣旨の元で書かれております。
書くほどの感想すらも無かった場合は、題名をテーマに
持論展開でお茶を濁す…
まあ、そんな根本的に性格の悪い物なので年始年末の清らかな
期間に読むのは…と一応警告だけはしっかりしておきますね。笑
さてさて「僕らの旅はまだまだ続く…」ということで
本書もあと5巻下を残すのみとなりました。
この上巻にきて、一気に悪者との対決描写が半端ね~
というより元は敵で今では心強い「仲間」になった
一人の「特殊能力」がいかなるものかを説明する為だけに
1巻使ったな感、大!
このストーリー、児童書で発行している割に
ベースに「10歳の少女と150歳の男の恋愛物語」が仕込まれてます。
下手なロマンス小説より「あ~~も~~イライラする~」と
「図書館戦争」ばりの「にやにやモヤモヤ甘々キュンキュン」が仕込まれていて
実際仲間の一人が「そこでキスすりゃいいのに…」と男のヘタレ具合を
指摘して他の仲間も生暖か~く見守っている図。笑
今回、度々ヒーローが死にかけるのでヒロインとしては生きた心地がせず
ヒーローが崖から落ちて一瞬姿が見えなくなる描写の時は気を失います。
p135
動けなくなってしまったララの身体を、バビロンがサーブルから
そっと離し、胸に抱きよせる。
ララは今度はバビロンの身体を力いっぱい抱きしめた。
大人顔負けの知識と行動力で、途方もない、巨大な運命に堂々と
立ち向かう、小さな偉大な魔導士。だか、愛するものを失う
恐ろしさには、こんなにも無力で、震えることしかできない、
この弱さを、バビロンは愛しく思った。
皆も、そう思った。
この弱さがあるから、ララは怪物にならないのだ。
(魔女)アイガイアの様に。そう確信する。
児童書なのでどこまで計算して書いているかは不明ですが
中高生が読むとして「愛するものを失うつらさ」が世の中にはある、
と思えば自らの命を絶つ!といったことをしないで欲しい、と
メッセージが込められているのかも?と深読みしました。
※大晦日にアップですね。
よいお年を!
そして明日もいつもの時間にお会いしましょう!笑
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