Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

あえて、つながらない生き方 高野登

(047)あえて、つながらない生きかた (ポプラ新書)
(047)あえて、つながらない生きかた (ポプラ新書)
ポプラ社

「外資」一流ホテル出身の著者から見た「人とのつながり方」。
なんだろ、私、疲れているのかな?読んでもね、全く心に響かないというよりこういったビジネス系を読んでも「きれいごと」としか思えなくて。
一言で言えば「時代が違う」。バブルの頃に養われた「人との接し方」が今のこの殺伐とした世の中でどこまで通じるか。確かに書かれているように「相手が何を望み、先を読んで行動してなおかつそれを負担に感じさせない」ような謙虚な生き方・仕事ぶりって理想だけど今や企業にも資本・時間・人手が足りなくてゆっくり「育てる」こともできないし現場にそれを強いられても困る。


これ以上書くと心洗われる様な経済右肩上がりの回顧的「いい出会い・素敵なものの考え方」にケチをつけまくるので感想は強制終了。
さて、本書2014年に書かれました。


p49~

2020年開催予定の東京オリンピック・パラリンピックは誇るべき日本の光を世界中に観てもらう絶好の機会です。

「観光」とは「国の光を観る」という事で「光」は人のことを意味しています。中国では僧が旅をし、国を成す人を観てくるのが修行とされていたことから「観光」という言葉が生まれました。すなわち、日本という国を成す日本人を見てもらう機会がオリンピックなのです。世界中の人たちが注目しています。まさに、おもてなしを通して、日本人が日本人の良さを伝える時なのだと思います。日本人らしい行いとは何か。世界に対して恥ずかしくない行いをするためにはどうしたらいいのか。まずは2020年に照準を合わせ、感性のアンテナをピカピカに磨く好機なのです。(中略)そして一流選手たちがもつ、強さだけではない、人を惹きつける豊かな人間性、魅力。その域に少しでも近づくために、学び続けていきたいものです。

トップがガタガタの国を見に来てもらってもなあ…今回の首長の活躍を比較すると
経験(年齢)よりも決断力の速さ(若さ・体力も)がものを言っているよなあ…