Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

貧乏お嬢様、吸血鬼の城へ リース・ボウエン


貧乏お嬢さま、吸血鬼の城へ (コージーブックス)
貧乏お嬢さま、吸血鬼の城へ (コージーブックス)
著者:リース ボウエン
出版社:原書房
カテゴリー:本

面白い小説の後にそうじゃないものを読んだ時は正直、時間が無駄だ…と思ってしまう。
コージーミステリーと言うジャンルその物が大体「はずれが普通」と言うことは今まで読んだ本で
わかっているつもりだが、このシリーズはまだましな方…と思っていたけれど。
やっぱり、面白いものの後ではそれはコージーの中では…と言うことに気が付いてしまう。
コージーの魅力はヒロインの性格が一番合うか合わないかそれに尽きる。
この子、英語以外は喋れないし特技ないし金ないし、プライドだけは無駄に高いし。
現代でもただの観光バスの運転手ですら数カ国語喋れるのは「普通」と言うのに…
しかもなんだかんだと言いつつも「親戚」関係にあるのは間違いないのに喋れない…
いくら母親が平民庶民出身でもまともな教育もされずに22歳までいられたのが不思議。
そういう意味では作者さん本当にここら辺の歴史を踏まえたうえで書いてる?と聞きたくなる。
設定だけは「王族の端くれ」と庶民にはあこがれ(?)の世界観ですが、中身はただの平民ド貧民の処女の頭固い融通の利かない小娘の話じゃん!って言いたくなる。
親友のべリンダの方が魅力的でこっちを主役に据えた方が、楽しめたのに。





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