復讐の連鎖 マヤ・バンクス
- 復讐の連鎖 (マグノリアロマンス)
- オークラ出版
- 本
いわゆる「美女と野獣」系。ヒロインはスーパーモデル。ヒーローは顔に醜い大きな傷跡がある。ヒロインの父親の過去からくる復讐者からヒロインを護衛するヒーロー。
しかしどうもご都合主義としか言いようのない展開でヒロインは一目見るなりヒーローのとりこ。ヒーローは「なんで俺?」と半信半疑…最後までヒロインがヒーローに惚れた理由(しいて言えば『直感』というあいまいさ…)が説明されず…
本書はKGIシリーズの9作目、という位置づけらしいので本筋があっても無くても問題ないというかロマンス小説に理論性を求めちゃいけませんぜ!ということか。
個人的にはもっとドンパチアクションものの方がよかった。
例えば気の強いスーパーモデルが「アナタたちの護衛なんかいらない!!」と強気発言だったのが命を狙われるうちにヒーローを見直して…展開の方が好きというかそっちの方が自然だと思うんだけどなあ…(この展開もすでに手あかがついていますが)
もしくはヒーローとヒロインの兄は軍で仲間だったこともあり手紙で「いいやつなんだ~」と散々ヒーローのことを伝えていてヒロインが潜在的に好意を持っていた…とかね。
個人的に「一目ぼれ」ってない人間なのでこの展開、理解できないんですよね…
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