Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

隻眼の戦士に守られて ロクサナ・セントクレア

隻眼の戦士に守られて (扶桑社ロマンス)
隻眼の戦士に守られて (扶桑社ロマンス)
扶桑社

隻眼=せきがん、と読みます。(私、読めませんでした…)


日本のラノベを読んだ後の感想もくそみそ=劣化コピペ と罵倒することが多いですが
このロマンス小説も連続3冊接する(読んだ、とはとても書けない…)とこれも大概ひどいコピペ&ワンパターンだなあ…と。
先のマヤバンクスとの作品の違いが判らず「え、続きを読んでいるんだっけ?」という軽い混乱すら覚えました。(え?初期認知症??滝汗)
よくあるサスペンスストーリー(女が狙われ男が助ける)+正直必要性を感じないけどロマンス小説という形態をとるなら必要不可欠なエロシーン+家族経営のセキュリティー会社の経営=今後の話の流れとして護衛対象とスタッフのロマンス以下続刊の流れ…となるだろうなあ…と予測中。


因みに本書は「ガーディアン・アンジェリーノズ」というシリーズの一冊目に相当するのだとか。ただし本書は密林の口コミが一件も書かれておらず検索しても続刊が出ていないようなので売れずに未発売状態なのではとこれまた推測中。まあ、この内容だとそれもありかもね…
というのも、例えるなら小説を書くために「警察・消防・自衛隊」に取材をしたものの、関係者の顔を立てるために無理やり少しづつ盛り込んだために膨らみ過ぎて話がぼけた…そんな感じの一冊でしたから…結局この犯行は誰がやったの?と後からモヤモヤしました。笑


本書でもヒロインを「バターカップ(=無邪気なお嬢さんの意)」と呼ぶシーンがあるのですがこれもマヤバンクスの『復讐の連鎖』にてヒロインが某男性から「カップケーキ」と呼ばれてました。(意味は説明なし)なので余計に混乱しました…


あと、3冊ともに「くすくす笑う」という表現が腐るほど出てきてうんざり。
何これ?一昔のラノベに必ず出てきた「篠突く雨」「逆鱗に触れる」レベルの必ず一回は入れることといったお約束でもあるの?って感じ。くすくす笑う男…気持ち悪~~~


ロマンス小説は細かいことを言わずに(書かずに)素直に
「すげ~エロ~~~~~~い~~ひゃっほ~い」
という感想だけを読者に持たせれたらそれでOKだと思うんですけどねえ…