Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

誘惑のルール サブリナ・ジェフリーズ

誘惑のルール (扶桑社ロマンス)
誘惑のルール (扶桑社ロマンス)
著者:サブリナ・ジェフリーズ
出版社:扶桑社
発売日:2015-09-11
カテゴリー:本

ん~背徳の貴公子シリーズで好きになった作家さんではありますが、今回ちょっとなあ…
展開としては『竜の子爵と恋のたくらみ』に近く、
どちらかと言えば横暴な夫にしっかりとした妻そして結婚してから真の物語が始まる…感じ。
正直今回は前半三分の一も行かない超前半と言ってもいいぐらいであっさり女が男に体を許すわ、
男もただの盛りのついた♂そのもので。一応任務で女に近づいているというのに…
自分の下半身が言うこと利かなさ過ぎて。これじゃ軍人勤まらんだろう~に。呆
しかもアメリカ人と言う設定から「マナーが全くなっていない、軍人」ということで
情緒よりも本能にストレートすぎて正直、引く。
このアメリカ人と言う設定は後半真実が明るみになる時に重要な意味を持つし、
イギリスとアメリカって実は仲が悪いのね、と言う歴史的事実まで教えてくれます。
日本でいうところの「南京大虐殺」みたいなもんで。
そういった歴史の重みがあるせいか、ロマンス小説と言うよりなんかなあ…
夢がないというか理性過ぎるというか…
まあ、ヒロインが「好奇心が強い」と言うことから性的なこともどんどんチャレンジするタイプなので一応処女ではありましたがこの性格でそれは無理が…と言う気もしなくもなく…
普通なら絶対適当な男をつかまえて「体験」してるって、と言う突っ込みをしたくなりました。
20歳のこむすめに翻弄されいる30の軍人…しかもすぐに「おっ立てる」という…
中途半端な感じが最後までぬぐえきれず、のめりこむことができませんでした。


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