Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

母がしんどい 田房永子

母がしんどい
母がしんどい
KADOKAWA/中経出版

母娘関係の本




自分のブログをリブログするってどうよ?と思ったのですが
このブログで自分の母親との関係を書いたので未読の方は読んでいただいた上で今回のブログを読んでいただいたらわかりやすいかな?と。




本作の感想を言えば母親に支配されて育ってきた女は大体似たような傾向にあると思う。
自分で決めることができない=母親の言うとおりにしないと怒られる
いわばサーカスで動物が鞭でたたかれて痛いのが嫌だから芸をするのに似ている。
ただ、最近の母親を見ていると「この人、なぜここまで間違った選択をするのだろう?」と思うようになりました。
右に行けば「幸せな道」、左に行けば「不幸への道」みたいな分岐点で面白いぐらいに
不幸な道を選択する母親。こんな思考で私を育てていたら私も「不幸を選ぶ」ことが
「フツウ」という感覚になってもおかしくないなあ…と。
というのは「こちらが幸せになる道(方法)」というものを教えてもらわずむしろ
その真逆しか教えてもらえなかった(見てこなかった)のだからそりゃ選択を誤り
ますってば!!って感じでした。
今、母親が変な方を選択する…と思えるのは夫に「こっちの生き方がいい」と方向を
指し示してもらったから(すべてが正しいというわけではなく、それでも世間一般の人からすればこちらを選択することの方が多い、みたいな)。
そうなるとやっぱり母親も「気の毒な人」認定してあげると気が楽になります。
とはいえ、人のいう事を聞くような女じゃなかったから80歳を過ぎても「私の人生は
なんだったのか…」と愚痴られてもねえ…
アンタが常に間違った道を選択し続けた結果がこれ!ってことで。