Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

ダレンシャンⅤ バンパイアの試練 ダレンシャン

ダレン・シャン / 5〔小学館ファンタジー文庫〕
ダレン・シャン / 5〔小学館ファンタジー文庫〕
小学館

自分の思慮の浅はかさからバンパイアの5つの試練を受けることになったダレン。
「水の試練」「針の道」「炎の間」「バンパイアの血を飲んだ猪との決闘」と淡々と読み飛ばしてダンジョンクリア。(ダレン自身は体はボロボロ)
でも自分で「試練を受ける」と言ったのだからその責任は自分で取って頂戴ね、と突き放し気分で読む私。笑 大人のいう事を聞かない子どもに情けはかけられぬ。


4つ目の試練の時に絶体絶命の場面の時にある「救世主」が現れて中断するも他のバンパイアから「死刑か、延期か?」と大騒動に。


本音を言えばあのまま死なせてくれた方が良かった。イノシシに殺されたなら、少なくとも苦しまず、アッという間に死ねただろう。××が余計な手出しがをしたばかりに胃が痛くなるような思いをして、処罰を待たなければならない。しかも待ったところで結局は重い足を引きずって死の間へ向かうことになるだろう。杭の上につるされて、つらく、おぞましい、みじめな最期を遂げるしかない。それを思うと、競技場で勇ましく、さっさと殺された方がマシだった。

とまあ、助けられたことを感謝しない子どもなのである。
そしてこの後ダレンとかかわった好バンパイアがやっぱり死ぬのである。
ホント、疫病神ダレン!