Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

ダレンシャンⅦ 黄昏のハンター ダレンシャン

ダレン・シャン / 7〔小学館ファンタジー文庫〕
ダレン・シャン / 7〔小学館ファンタジー文庫〕
小学館

バンパイアになって数年たち人間年齢で23歳ぐらいになったダレン。
身体は相変わらず子供のまま…と思っていたらこの巻で急に体毛ボウボウになる
「純化作用」によってさらに人間からバンパイア化が進む。
この巻から一気に雰囲気が変わりバンパニーズ大王との戦いの為クレプスリーとハーキャットと共に再び旅に出ることに。
この巻で登場したエバンナという魔女(と絶対に口にしてはいけないとくぎを刺されていたにも関わらずスルッと直接本人に言ってしまうやっぱり浅はかなダレン…)
も旅に同行する。
一般的に同行すると言えば=味方 ってイメージですがこのエバンナだけは違っていて「別にバンパイアの味方もバンパニーズの味方もしない」と。
それはそれはで潔いというか、日本人でそんな態度を貫ける人って少ないだろうなあ…と違う意味で一目置く登場人物登場!


これ、一応児童書で対象が小3~設定なのに、なんかどんどん難しくなる気が…
読み進めるにつれて「えっと…元々は何の話だっけ?」って感じになってきてます…
p196

「前途は暗いよダレン。運命の道は二つある。どちらも曲がりくねったいばらの道さ。

死者の魂で覆われた道だね。一つの道では、バンパニーズ大王が闇の帝王になり闇の世界を支配する。それしてもう一つの道では…」

エバンナは一旦言葉を切って、空に答えでも求める様に天を仰いだ。

「もう一つの道では、お前が闇の帝王となるんだよ

そう言って、エバンナは去った。


因みに私の予想はバンパニーズ大王は1巻で出てきたダレンの「親友」。