ペコロスの母に会いに行く 岡野雄一
- ペコロスの母に会いに行く
- 西日本新聞社
- 本
父親のケアマネが実家に来る、という事で実家に行った帰りに図書館で借りた本。
「認知症」を少しでも理解しようと思ったのもの、やっぱり人それぞれに「症状の出方が違う」のであまり参考にはならなかった。
むしろなんていうのか「うらやましい」感じ。笑
お母さんの目にはこんな風景が映っているんだろうなあ…と作者が補完して書いてあるのと絵がやっぱりかわいいのでほのぼの感が半端ない!
個人的にはお父さんが酒乱でお母さんを包丁を持って追いかけたりしていたのに酒をやめたら丸くなっていた…という部分をもう少し詳しく知りたい。
作者自身もこんな両親を置いて逃げる様に上京したものの(20歳)、40代で子供だけ連れて戻ったら酒をやめてすっかり丸くなったお父さんがいた…
お母さんはあれほど夫の酒乱で苦しんだのに認知症になったら「(既に亡くなっている)お父さんが見える」ようになり「ささ、どうぞ。」と酒を勧めるしぐさをしたり…
本当はどんな風景が見えているんだろう…
私の父親は「認知症」以前の問題で「そうでした。そうでした。コイツは元々がただのキチガイでしたね」となぜ自分が結婚という形で逃げる様に実家を出たのか思い出したそんな実家訪問。
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