風水と家相の歴史 宮内貴久
- 風水と家相の歴史 (歴史文化ライブラリー)
- 著者:宮内 貴久
- 出版社:吉川弘文館
- カテゴリー:本
今時の「占い」の一環としての「風水」ではなく「学問」としての風水を歴史的にとらえた一冊。
今突き当たっている問題を解決する糸口として参考箇所に付箋の貼りながら読んでいたら
最後の最後のあとがきで
2004年に実家を解体して住むことになった。
細かい部分はともかく、水回り、玄関、の位置などが決まった。
と言うよりも、道路や敷地、配管の関係でそこにせざる得ないというのが現実である。
ふと、我が家の家相はどうなんだろうと思い、図面を眺め、頭の中でこのあたりが我が家の中心だなと考え、鬼門はここかと見ていると、ものの見事にトイレと風呂が鬼門と思しき場所に位置していた。しかし全く気にならなかった。
ただただどういう風に住もうか、銀行の住宅ローンはどうしようかと言う現実的な問題しか頭に無かったのである。(中略)
2006年の秋に新居が完成し、今年で3年目の正月を迎える。
その間、我が家は災禍なく暮らしている。
私自身は家相を信じていないが、声高に否定するつもりはない。
それで安心を得ることができるのであれば、気にする人は気にすればいいと思っている。
ここまで真剣に読んできて、このあとがきでがっくりである。笑
自分にとって使いやすい間取りが一番!
家をさわるのもお金がある時にするのが一番!
そして家相が原因で死に至ってもそれは運命。
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