救命拒否 鏑木蓮
- 救命拒否
- 著者:鏑木 蓮
- 出版社:講談社
- 発売日:2013-02-15
- カテゴリー:本
講演中の救命医が爆破事件に巻き込まれ、現場に駆け付けた救急救命士に「ブラックタグを付けろ」と言い残して死亡。
ブラックとはトリアージにおいては「死」を意味する…
と、かなりの興味を抱かせる題材。
命に救う順序がある、しかも決めるのは人間…と今の救急活動の矛盾、ジレンマと言った題材がふんだんに使われている。
ただ、読んでいて段々「中山七里」さんとダブってくるんだが…
刑事のやり取りが関西弁と言うこともあり少々中だるみを感じる。
そこに人情味ととるか取らないかが読者の好みで別れるかと。
正直、結末が個人的には残念と言うかなんというか…
蓋を開ければ「な~んだ」系。
もう少し一ひねり欲しかったな~
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