掴むひと 逃がすひと 竹由喜美子
1973年京都市生まれ。中学卒業とともに置屋のお世話に。16歳で舞妓デビュー。
芸舞妓として11年余りを務め引退、の経歴の著者。
男性に向けて書かれているのですが、正直、著者が客として相手をしてきた人物達が
「普通の次元と違う人達」というのを理解していないのか?という感じ。
そんな特殊な人たちを基準にして一般のサラリーマンに向けて指南しても無理があると思うのだが…
ところである掲示板を見ていたら
「駅前に百貨店があるところに住んでいるのがステータスだったのに閉店することになって残念」
と書いてあるのに対して
「(もはや)バブルの頃じゃない
余計な接客とステータスに金を払う時代じゃない
最終的なコスパを狙う貧乏時代なんだ
価値観がバリバリ現役世代と違いすぎ」
(一部文言を修正変更しています)
とあって、読んでいて「そうなんだ…」と思ったのと同時にバブルを経験した世代と
そうではない世代の感覚差がどんどん広がりそうだなあ…と。
そのことは本書の著者の感覚にも言えることかと。
コロナ以前に書かれた本の「常識」がもはや通じない、という事を肝に銘じてこれからは
物事の発想をどんどん変えていかないと生き残れないと思う。
ところで芸舞妓歴11年の人がp54
なお、基本、手作りは重いです、リスキーです。やめとけ。
って…
こんな言葉使いして「おかあさん」や「おねえさん」に叱られませんか?
かなり上から目線の文章や感覚のずれが気になったので「青龍」の章で途中放棄。
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