Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

掴むひと 逃がすひと 竹由喜美子

京都花街の芸舞妓は知っている 掴むひと 逃すひと
京都花街の芸舞妓は知っている 掴むひと 逃すひと
すばる舎

1973年京都市生まれ。中学卒業とともに置屋のお世話に。16歳で舞妓デビュー。
芸舞妓として11年余りを務め引退、の経歴の著者。
男性に向けて書かれているのですが、正直、著者が客として相手をしてきた人物達が
「普通の次元と違う人達」というのを理解していないのか?という感じ。
そんな特殊な人たちを基準にして一般のサラリーマンに向けて指南しても無理があると思うのだが…


ところである掲示板を見ていたら

「駅前に百貨店があるところに住んでいるのがステータスだったのに閉店することになって残念」

と書いてあるのに対して

「(もはや)バブルの頃じゃない

余計な接客とステータスに金を払う時代じゃない

最終的なコスパを狙う貧乏時代なんだ

価値観がバリバリ現役世代と違いすぎ」

(一部文言を修正変更しています)


とあって、読んでいて「そうなんだ…」と思ったのと同時にバブルを経験した世代と
そうではない世代の感覚差がどんどん広がりそうだなあ…と。
そのことは本書の著者の感覚にも言えることかと。
コロナ以前に書かれた本の「常識」がもはや通じない、という事を肝に銘じてこれからは
物事の発想をどんどん変えていかないと生き残れないと思う。



ところで芸舞妓歴11年の人がp54

なお、基本、手作りは重いです、リスキーです。やめとけ。


って…
こんな言葉使いして「おかあさん」や「おねえさん」に叱られませんか?
かなり上から目線の文章や感覚のずれが気になったので「青龍」の章で途中放棄。