ＡＶ女優の家族 (光文社新書)

光文社

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昔は「記念に一度AVに出てみたい！顔ばれしないらしいし」と聞いたが
本書にインタビューされている女優のほぼ全員が「すぐばれた」と証言。
特に過去に普通の芸能人をしていた人がAVに出た場合は発売前に堂々と宣伝するらしいので当然の結果かもしれないが。
非常に「あっけらかん」とした感じが漂うインタビュー本。
それはこんな内容に答える、という段階で既に本人の中では処理しているもしくは
家族もある程度認めている人だけが登場しているからなのかもしれない。
本当にもっともっと違う理由でAVに出演し、それこそ顔ばれして家族から縁を切られた
人はこんなインタビューに答えることができはいはず。
現場のつらさ、過酷さ、不満、といったネガティブなことは一切語られていないので
暗部が無い分物足りなさを感じる。