Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

50歳からは塗り過ぎをやめると美しくなる 浅香純子

50歳からは塗りすぎをやめると美しくなる~銀座、予約の取れない大人のメイク教室
50歳からは塗りすぎをやめると美しくなる~銀座、予約の取れない大人のメイク教室
大和書房

前回紹介した「詐欺メイク」と真逆の内容になります。
でも悲しいかな、今の年齢ではこちらの方が「参考になる」本である。
「詐欺メイク」はあくまでも10~30代までの「ハリがあって、血色のいい人(世代)」の人が真似すればいいけれど、残念ながら40代~の「顔がくすみ、そげてきている」世代が詐欺メイクをすれば悲惨!な結果になるのは間違いありません。
顔の肉を目立たせないために「シェーディング」して小顔に見せているのに対して、
何もしなくても「そげて」いる人間が同じ事をすれば悲惨で、むしろ「ふっくら見せる」ために「ハイライト」を多用しなければならないのだから!!!


事実、先日美容院に行った時、鏡の中の自分を見て「えらく顔色が悪いなあ…」と思いながら向き合っていたのですが、この本を読んで目茶苦茶思い当たるのが
下地に「くすみをとる、透明感を出す」というキャッチコピーの「青色ベース」の上に
一般的なオークルのファンデを付けていたのですが、これが化学反応(?)して
「グレーの顔色」を生み出し(滝汗…)、さらにマスクをしている事をいい事に
「ノーチーク」&「色付きリップ」の為「赤みが少ない」=「血色が悪い」状態。
顔の下半分は色味が無いのに、マスクから見えている目の周り=アイシャドウ&アイライナ&マスカラは付けているので余計にバランスが悪かった…涙
「詐欺メイク」は「盛るメイク」「色味で錯覚させるメイク」。
私は「血色をよく見える様にして(くすみをとる、ふっくらさせる)、清潔感のあるメイク」を真剣にやらないといけない年齢になったんだなあ…と…


p24 老け顔の正体

1、余計な線

2、余計な凹凸

3、余計な色

が、増えること。

この余計なものが顔を複雑にしています。

顔をすっきりさせるのが「清潔感メイク」。



p66 賢く美を手に入れる足し算と引き算

面を引いて、線を足す

教室にいらっしゃる生徒さんのメイクの多くが

○面を塗りすぎている

○目力が足りない の2つ。

試しに今のメイクに足したり引いたりして自分の顔がどう変わるかを見てください。


○化粧下地は今より足す

○ファンデーションは今より引く

○眉はきっちりかいた方がいいから足す

○アイラインとマスカラは足す

○アイシャドーは引く

○チークは足す

○口紅は引く

○ハイライトは足す


どうでしょう。特にファンデーションを薄くしてアイラインとマスカラをしっかり入れることで顔の印象が劇的に変わったと思います。



ところで著者はメイク教室を展開されており、私もギリギリ40代の時に受講しました。
残念ながらその時は「時期尚早」だったようで「あまりぱっとしないメイクだったな…」という感想だったのですが、悲しいかな50代に突入した今、もし今メイク教室に行ったら「納得」で来たかもしれません。
教室で使う色味の基本は受講生はみな同じ。アイシャドウ、口紅といった物は助手が受講生の顔を見ながら判断して指示を出してくれます。講習後、それらの物品を注文する時間も設けられましたが、当時は「ん~」だったので注文せずに帰ったのですが、今なら買っていたかも?!笑 (マッサージクリームは当時でも本当は欲しかった)



あと、上記に「足す、引く」を引用しましたがあくまでもこの教室で使った「色味」で
行わないといい結果に繋がらない
(例えば下地は「オレンジ色」を使用)事を一言付け加えておきます。



※メイクが上達する人の秘訣として「素直な人」が挙げられていました。
今の自分のメイクに「固執」する限りは上達どころか「古臭い人」と思われ
いくら流行の服を着ても「パッとしない」というのはこういうところなのかもしれません。
まあ、仕事でも言えることですが。