Bの戦場 ゆきた志旗
- Bの戦場 さいたま新都心ブライダル課の攻防 (集英社オレンジ文庫)
- 集英社
- Digital Ebook Purchas
題名の「B」は「BUSU」のBです。
普通に「お仕事小説」と読むと楽しいのにこのヒロインが「ブス」であるという設定が
絡むと読んでいてむかついてきます。
そして「ブス of ブス」の彼女に異動してきた超絶イケメンの課長が彼女にこんな風に言葉でプロポーズ(???????)します。
p69
「清潔感が無かったり単に太っていたり、身なりがだらしない、服装や髪型のセンスが悪い、とにかく地味…そういうのをブスと勘違いしている輩も多いですが、僕はそんな小手先の非モテには騙されません。僕は、意識の高いB専ですから」
(中略)
「その点香澄さん、あなたは完璧です!服装も髪型も接客業らしく清潔感を第一に小奇麗にまとめているけれどブス!化粧も技術センス共に相当研鑽されたナチュラルメイクを丁寧に施しているがそれでもやはりブス!仮に整形したとしてもどこか違和感が残ってしまうだろうもはや手の施しようのないブス!何をどうやっても醜い、一本芯の通った正真正銘のブスです!理想以上です!」
読んでいて吐き気がしません?
しかもこれ「誉め言葉」なんですよ!!!
相手に好意を示すための言葉としての!!!
しかも事あるごとに「ブスが泣いて謝っても見苦しいだけ」とか
「転び方もブスですね」とか言うんですよ!!怒
仕事もきちんとして自分がブスであることを認めて前向きに取り組んでいる人間に向かって
その言い草は何!!!!!怒
てめえ、いいかげんにしろやっつ!!!!!!
と読んでいてむかつくことこの上ない!
しかも自分では「悪いことを言ったつもりはない。むしろ最上の誉め言葉」と心から信じ込んでいるという設定が救いが無さ過ぎる!!!!怒
(微妙にうちの母親に似た系の様な気もする…全く他意無くさらっと人を貶める言葉を吐くところとか…)
なので主人公も「課長は人の心がわからない人だ!」と怒るのも無理ないんですよね…
ところでブライダル部門のメイクさんにまで「自分が挑んで勝てなかったほどのブスはヒロインだけ!」と言わしめるほどのブスって一体どんなレベル?????
因みにアマゾンの検索にはこんなのが出てきた。
- Bの戦場 [DVD]
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うん。かわいいじゃないですか?
こんな笑顔の人好きよ♡
こっちまで「えへ~」って笑ってしまうもの。怒っている自分がバカみたいに思えるから。
「ねえ、ずっと僕の側にいて笑っていて欲しい」ってプロポーズするよな。私なら。
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