Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

恐い間取り2 松原タニシ

事故物件怪談 恐い間取り2
事故物件怪談 恐い間取り2
二見書房

どなたかもこの本を紹介されていたような…
これを元に映画化もされたようで。


題名の「間取り」にはちょっと賛成しかねる。
風水的に「凶」の間取りではなくむしろその物件が立っている元々の「土地」の方が
やばい気がするので。
元お墓、病院など「残留思念」がばっちり残っている場所なんか特に。
普通の物件でも自殺や孤独死などの事故物件もいまだに自分が死んだことがわかっていない
「残留思念」が残るものなんだなあ…と思いながら読んだ。
そういえば昔母親が中古の家を借りたり買う場合は「先住者がどのような理由で引っ越したのか」に重きを置いていたな、と。
例えば「破産夜逃げ」はアウト!で「古里に帰る」「更なる上の物件に引っ越す」はOKみたいな。
周囲の物件に対してあまりにも家賃が安い場合は止めた方がいい。結局引っ越す羽目になって要らないお金と精神的苦痛を味わうことになるのなら。


それにしても「御嶽」や「墓」の上に物件を建てるとか「金儲け第一主義」に走った生きた人間の方が怖い。その結果が「事故物件」もしくは「廃墟同然物件」に繋がっている気がする。
「孤独死」も事故物件扱いされるので今後は「事故物件ではない」方を見つける方が難しいかも。これから税金対策でオーナーになる人はそこを十分考えた上で「金儲け」してください。日本人が本来持っていた「謙虚さ、慈愛の精神」の損失(消滅)は今後より一層日本の将来に影響を与えると思う。