江戸系漫画2冊 もぐら
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どちらも小中高生向きの棚に置いてありました。
現代人が都合よく江戸時代に飛ばされ当時の生活を垣間見る、というコンセプト。
「ニャン」のとっかかりで専業主婦の妻がアイロンをかけていなかった!と怒る夫が
飛ばされて江戸の主婦の生活を知るのですが、この本によると食事は家の前まで
「棒手振り」が来てくれるので今どきの主婦の様に「自分で店まで行く必要が無かった」し総菜屋や煮売り屋で買うので主婦が自分で作らなくても良かったとか。
(京都もつい最近まで商売人の家が多いから「総菜」を買うのが主流だったとか)
なんだ~スーパーでポテトサラダ買って怒られた人って、店まで買いに行くだけましやん!
掃除もワンルームレベルで荷物も少ないから箒で掃いて終り。
洗濯も着物自体を持っていないから毎日しなくてもいいし。
(ただし冬場の洗濯はつらかったと思う)電化製品無くても楽勝!
洗濯はある種のコミュニケーションの一環だった部分もあるようで、助け合い、協力という状態が当たり前だった分、今の私たちより幸せ度は高かったのかもしれません。
「お江戸暮らし」の方では
捨て子に、同じ長屋のおかみさんがお乳をくれる描写があるのですが、これも現代だったら
「自分も飲まず食わずのかつかつの生活をしているのに他人の子供に乳なんかやれるか!」って言いそう。p84
「子供は7歳までは神様のものだから
神様のところに持って行かれても仕方ないわ」
せっかく生まれても長生きできない。すぐに死んでしまう…そんな状態だからこそ
他人の子であっても「生きて欲しい!!」と願いながら地域全体で子育てしていたんでしょうね当時は。
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