Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

あの日、君と Boys

あの日、君と Boys (あの日、君と) (集英社文庫)
あの日、君と Boys (あの日、君と) (集英社文庫)
集英社

収録作品
逆ソクラテス…伊坂幸太郎
骨…井上荒野
夏のアルバム…奥田英晴
四本のラケット…佐川光晴
さよなら、ミネオ…中村航
ちょうどいい木切れ…西加奈子
すーぱー・すたじあむ…柳広司
マニアの受難…山本幸久


読み始めて「お!久しぶりに小説らしい小説を読んだな!!」と思っていたら次第に
「やっぱり『ブンガク』はちっともわかんね~」という状態に。
そういえば、漫画雑誌の掲載順って読者の人気投票(アンケート)の結果によって
決まる…って聞いたことあるな…


「ビブリオトーク」は読み手の感想(主観)を交えずにその本を「書評すること」らしいが面白く無い本であればあるほど淡々とその本が「紹介」できる気がする。
何の思い入れもその本にないから。文豪の作品を「暗記」するがごとく距離を保てる。
面白かったら熱が入った「偏った意見」が混じった「発表」になるのでNGを喰らう。
逆に「何の感想も持たなかった本を紹介される側」ってそれどれだけ罰ゲームよ?と思うのだが「チャンプ本を決めない。優劣をつけない」という事はただただ「面白くないこと」を淡々とやり遂げる忍耐力を養うためにわざわざ小学校の授業を通して教える為にやるのだろう。