Noblesse Oblige  ~ノブレス・オブリージュ~

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい テサロニケ人への第一の手紙5章16節~18節

キレイゴトぬきの就活論 石渡嶺司

キレイゴトぬきの就活論 (新潮新書)
キレイゴトぬきの就活論 (新潮新書)
新潮社



ネット記事のこれ↓を読んで

鉄道会社に鉄道オタクはいらない

「鉄道会社には、全国の鉄道研究会などいわゆる鉄道ファン(鉄ちゃん)が大量にエントリーする。が、そのほとんどが最終選考にすら残らない。鉄道会社からすれば、鉄道研究会ないし鉄道ファンは、欲しくない人材だからだ」


 同様に、食品・飲料メーカーの面接で「商品を企画したい」、サンリオで「ハローキティが好きでした」、オリエンタルランドで「ディズニーランドが好きです」、と語る学生も、「いいお客さんのままでいてください」と相当な高確率で落ちるという。なぜなのか。


「鉄道会社は鉄道事業だけをやっているわけではない。流通、不動産、観光、ホテル、バスなど多くの事業を展開している。(中略)どの鉄道会社にしても、鉄道事業部門しか配属を希望しそうにない鉄道研究会の学生など使いづらいから、門前払いをしている」のだという。


 ちなみに先の「アイスクリーム、コーヒー、うどんの中でどれが好きか」という質問は実際にある鉄道会社が新入社員の研修中に聞く質問だ。そして選んだ商品を主力とする駅ビルの飲食チェーンに送り込むのだという。要は鉄道会社に入ってもまずは、テナントでアルバイトのような仕事をさせられるのだ。


 だからAくんは面接であのような質問をされ、結果不採用となったのである。どれだけ××鉄道のことを愛していても、鉄道だけ好きな学生は求められていなかったのだ。

この部分が気になったので借りてみたのだが…結果としては肩透かし=人事の本音・
具体例がない だった。しかもこの著者は文章が下手な部類かと…
スッキリした文章を読みなれている人間にとっては「抽象的=何が言いたいの?」という
感想。もっと言えばこの「抽象的、曖昧さから相手の本音を読み取れないようじゃ、
就活戦線で勝ち抜けないぞ!」という仕組みになっているのか?と思うほど。笑


巻末の「日本人が知っておいてもいい企業300」が一番面白かった。